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- ノーベル賞:幹細胞研究で韓国に遅れの日本、科学者育て逆転 -
山中教授ノーベル賞受賞を機に世界市場先制に意欲
黄禹錫教授のES細胞代替研究、実績なしでも大学院で採用
今年のノーベル生理学・医学賞で共同受賞した英国ケンブリッジ大学のジョン・B・ガードン教授(79)はカエルの
クローンに初めて成功した科学者であり、京都大学の山中伸弥教授(50)は皮膚細胞を胚性幹細胞(ES細胞)に
似た人工多能性幹細胞(iPS細胞)にする方法を初めて開発した研究者だ。科学者たちは、2人の間をつないだ
ものは、かつて韓国が世界で最も進んでいると錯覚していた「クローンES細胞」だったと言う。
ガードン教授のカエルを使ったクローン技術は哺乳動物のクローンへとつながり、黄禹錫(ファン・ウソク)博士は
2004年に動物クローン技術を用いて世界で初めてヒトの皮膚細胞でクローンES細胞を作ったと発表した。韓国
政府は黄教授に多額の研究費を与え、世界中の学者からは共同研究の提案が相次いだ。しかし、黄教授の論文
捏造(ねつぞう)が明らかになると、クローンES細胞研究は科学界のタブーになった。クローンES細胞はヒトに成長
する可能性がある受精卵を壊さなければ得られないため、倫理的な問題も大きかった。
山中教授の研究はクローンES細胞に代わるものとして登場した。皮膚細胞に特定の遺伝子だけを入れてES細胞
のような状態にするため、受精卵を壊す心配がない。また、患者自身の皮膚細胞を使うため移植しても拒絶反応
がない。韓国の「黄禹錫ブーム」をうらやましく思っていた日本は、山中教授に50億円を上回る研究費を投入、
世界の幹細胞研究をリードした。その一方で黄教授の研究捏造が発覚し「黄禹錫ショック」に陥った韓国では
幹細胞研究への投資が米国の30分の1、日本の5分の1に落ち込んだ。
■過去に実績なくても支援決める日本
日本が幹細胞分野の研究で強国に浮上したきっかけは、山中教授が07年に開発したiPS細胞だった。山中教授は
1999年に奈良先端科学技術大学院大学の助教授に応募、学校側は実績もなく、まったく新しい分野を開拓するという
同氏を採用した。当時支援を受けた研究費は3億円。その後、2004年に京都大学に移り研究を完成させた。日本
政府は難病治療の可能性や研究の波及効果を見込み、10年には同教授に50億円を支援することを決定した。
共同・提携研究は日本が持つ強みだ。京都大学は08年に特許管理会社「iPSアカデミアジャパン」を設立、iPS研究
成果の共有や共同研究の拡大を推進しており、欧米などでも特許を取得した。日本国内約60カ所の製薬会社や
研究所がiPSアカデミアジャパンの特許を利用して関連技術や薬品・装置を開発している。
日本政府はノーベル賞受賞を機に関連商品の世界市場先制計画を続々と発表している。87億円を投じ、
関連研究や製品開発を支援するシステムの構築を決めたほか、国際標準化を目標に、iPS細胞の培養や品質を
評価する機器を開発することにしている。
■韓国、「黄禹錫ショック」脱し再起へ
最近では韓国の幹細胞研究にも希望の灯がともった。キム・ドンウク延世大学医学部教授は「昨年までは幹細胞
研究に対する投資が世界で10位圏外だったが、今年は1000億ウォン(約70億円)と昨年より70%増え、5位圏内に
近づいてきた」と話す。キム・ドンウク教授チームは七つの難病について患者たちの細胞で作られたiPS細胞銀行を
作り、治療薬開発に活用する道を開いた。10年には蔚山科学技術大学にiPS細胞研究者らが集まるハンス・シェラー
幹細胞研究センターも開設された。
ソース : 朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2012/10/10 10:58
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1の立った日時 2012/10/10(水) 16:33:02.41
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