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- 中国、沖ノ鳥島も標的に! 地下資源と軍勢力拡大狙う 「のどから手が出るほど欲しい」 -
チタン性の覆いで守られる沖ノ鳥島の東露岩=2002年5月撮影
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尖閣・竹島・沖ノ鳥島
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日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化をきっかけに、中国の横暴ぶりが収まらない。海洋監視船による
領海侵犯や日本企業への経済制裁。あの手この手で島の横取りをねらっている。だが、野望はこれにとどまらない。
矛先はもう一つの国境の島、日本最南端にある「沖ノ鳥島」にも向かっているというのだ。目的は地下資源と軍勢力
の拡張。専門家は「のどから手が出るほどほしがっている」と警鐘を鳴らす。
大国の覇権主義はどこまで暴走するのか。尖閣国有化で一気に燃え上がった日中間の領土問題。その火種は、
尖閣とは別の島にまで波及し始めている。
中国在住の日本人ジャーナリスト、林真宣氏がこう解説する。
「尖閣の国有化が話題になった9月中旬以降、沖ノ鳥島の報道も目立つようになりました。『あれは島ではなく岩礁、
日本の領土として認められない』というのが大まかな論調で、だから、周辺の海域で得られる権益も日本のものでは
ないという内容です」
沖ノ鳥島は、東京から約1740キロ南の太平洋上に浮かぶ日本最南端の孤島。昨年、世界自然遺産に登録された
小笠原諸島(30余島)の中の一つで、東西約4・5キロメートル、南北約1・8キロメートルの楕円のような形をしている。
1931年、東京府小笠原支庁(当時)に編入され、第二次世界大戦後は米国の施政権下にあったが、68年に米国
から返還された。
「硫黄島から南西に約720キロも離れ、随分遠くに感じますが、東京都小笠原村に属します。周囲約370キロは
EEZ(排他的経済水域)として、日本の領海として認められています」(国土交通省関係者)
紛れもない日本の領土だが、中国はこれを無視して「岩礁」と異議を唱える。なぜ沖ノ鳥島にこだわるのか。実は、
周辺海域に眠る貴重な資源が関係している。
「島の近海には蓄電池などエレクトロニクス製品の材料になるレアアースをはじめ、天然ガスの一種であるメタン
ハイドレートなどの資源がかなりの量で埋蔵されている可能性が高い。その権益を日本に渡したくないというのが
中国の本音です。岩礁と定義づけて日本の領土と認めなければ排他的経済水域も生まれない。もちろん、隙あらば
我が物、領有権を奪おうとさえ思っています」(中国事情に詳しいアナリスト)
軍事的なねらいもある。
『胡錦濤・中国の新覇権戦略』(KKベストセラーズ)の著書があるジャーナリストの宮崎正弘氏は、「沖ノ鳥島周辺
の海域は、中国軍が対米国防ラインに位置づけている『第一列島線』(九州-台湾-フィリピン-マレーシア)と、
台湾有事の際に米国海軍の増援を阻止するラインとして想定する『第二列島線』(伊豆諸島-小笠原諸島-
グアム・サイパン-パプアニューギニア)のちょうど中間に位置する。中国軍は戦略上、この海域を日本の管轄下
に置かせたくないと考えている」と指摘する。
世界遺産の一角は経済、軍事両面から押さえておきたい財産というわけだ。
欲望を抑えられない中国は、これまでも他国の領土を“腕力”で奪ってきた。
先のアナリストは「南シナ海を舞台にベトナムの西沙諸島、フィリピンの南沙諸島に乗り込んで建造物をつくり、
実効支配してきた。今年7月には、その2つの諸島に中沙諸島を加えて三沙市という自治体を勝手につくりあげて
しまったほどです」。まさかということをやってしまうのが中国という。
「尖閣、沖ノ鳥島を抑えて“外堀”を埋めたら次の標的は沖縄になる。もともと自国の領土という意識が強い」(宮崎氏)
野心をむき出しにする「凶暴な隣人」をはね返す手段はあるか。
ソース : zakzak 2012.10.09
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