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奈良時代に遣唐使として派遣され、唐の官吏として玄宗(げんそう)皇帝に重用された阿倍仲麻呂(あべのなかまろ)(698?770)を記念し、
中国陝西(せんせい)省西安市の公園に設置されている石碑がペンキのようなもので汚されていたことが分かった。
沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)国有化に対する抗議デモは沈静化したものの、反日感情の広がりを改めて示したものと言えそうだ。
石碑は西安市と奈良市の友好都市提携(1974年)を記念して西安市東部の興慶宮公園に79年に完成した。
高さ約5メートルの石碑には、百人一首にも収められている仲麻呂の和歌「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」を漢詩に訳したものと、
仲麻呂が帰国しようとして嵐に遭った際、親交のあった李白がその悲しみを詠んだ詩が刻まれている。
中国のインターネット上の情報では、石碑には最近まで異常はなく、5日夜か6日朝に何者かがペンキのようなもので汚した模様だ。
6日午前には、石碑の汚れを落とす作業をしていたが、石碑の正面や両脇に刻まれた詩の大部分が赤茶色に汚れ、日本人の蔑称である「鬼子」などの文字がまだ残されていた。
作業の様子を撮影しようとすると、公園を管理する関係者とみられる男性が制止し、経緯を聞いても「知らない」と話した。
西安では尖閣国有化を受けて9月15日に大規模な反日デモがあり、日本車を運転していた中国人男性が暴徒に襲われて重傷を負う事件も起きた。
市当局はデモ禁止の通達を出したほか、男性を襲った男を拘束するなど反日行動の過激化に神経をとがらせている。【西安で成沢健一】
ソース 毎日JP
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