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韓国陸軍第3士官学校と国防部(省に相当)が、女子生徒の入学を許可するかどうかめぐり対立している。
現在、韓国軍の陸・海・空軍士官学校と看護士官学校、学士将校、学軍団(ROTC=予備役将校訓練
課程)ではいずれも男女双方の士官候補生を入学させているが、3士官学校だけは女子生徒をの入学を認めて
いない。2年または3年制の大学(専門大学=短期大学に相当)の卒業生や、四年制大学中退者で大学2年
修了以上の学力を有する者が、韓国軍の将校を目指す場合、第3士官学校に入校するのが唯一の方法だ。
第3士官学校総同門会のチョン・インハ事務総長(58)=3士12期=は「第3士官学校だけが女子生徒の入校を
許可しないのは、男女平等の原則に反し、女性の職業選択を制限するもの」と語った。
こうした理由から第3士官学校と同校総同門会は2010年以来、国防部や陸軍に対し女子生徒の入校許可を
根気強く建議してきたが、先月になって「不可」の最終通知を受け取った。
国防部の関係者は「女性将校の比率を、現在の5.7%から20年までに7%に増やすのが目標だったが、11年から
ROTC女子候補生を毎年250人以上採用するため、15年に目標を前倒しで達成できることになった。第3士官
学校の女子生徒入学を許可すれば、現在の韓国軍の人材運用に支障を来すことになる」と語った。
この関係者は「第3士官学校出身の将校は、ほとんどが戦闘中隊長になる。韓国陸軍の都合上、女性将校が
野戦部隊に配属され任務を遂行するには限界がある、というのが現実」と語った。戦闘中隊長として服務している
女性将校は、現在約10人しかいない。国防部は、14年に任官するROTC女子候補生の淘汰率や長期服務
志願率などを参考に、第3士官学校に女子生徒の入学を許可するかどうか決定する方針だという。
韓国軍の関係者は「女性兵士が部隊に入れば性犯罪が発生する恐れがある上、出産休暇や育児休暇を取得
されると人材運用が困難になる。女性兵士は管理しにくいという認識があるため、女性将校の配属を嫌がる指揮官
はかなり多い」と語った。国会国防委に所属する鄭煕秀(チョン・ヒス)議員(セヌリ党、慶尚北道永川選挙区)の
議員室によると、女性兵士の比率(09年基準)は米国16%、フランス13%、英国8.1%となっているのに対し、韓国は
現在4.4%だ。
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