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全国の朝鮮高級学校(高校)の生徒約60人が北朝鮮で行われた金正恩第1書記に忠誠を示す行事に動員されていたことが30日、分かった。
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が学校ごとに忠誠を誓う文書を本国に送るよう指示していたことも判明。金第1書記を絶対化する体制に朝鮮学校が組み込まれている実態が鮮明になった。
審査が長期化している授業料無償化適用問題にも影響しそうだ。
朝鮮総連関係者らによると、各朝鮮高級学校から2~3人ずつ選ばれた生徒が朝鮮総連傘下の在日本朝鮮青年同盟代表団として、教員や朝鮮大学校生らと8月23日~9月1日に平壌を訪問。
金日成主席と金正日総書記の銅像に献花した後、8月27日に北朝鮮全土から若者を集めて行われた記念行事「青年節慶祝大会」に参加した。金第1書記名で参加指示があったという。
北朝鮮メディアは同大会を「敬愛する金正恩元帥の指導に従って代を継いだ革命を完成するため」の式典と位置付けている。
当日は若者の代表が「金正恩元帥の高い意を体して朝鮮労働党の思想でしっかり武装する」と表明。日本からの代表団も金第1書記に忠誠を示す決議文を読み上げた。
朝鮮高級学校の生徒らは同29日夜にも、たいまつを手に金日成広場を行進し、炎で「金正恩」「決死擁護」といった人文字を描くイベントに加わった。
訪朝終了後は、朝鮮総連中央本部から9月末以降、各学校に対し、訪朝についての報告会を開くとともに金第1書記への忠誠を記した文書を本国に送るよう指示が出されたという。
正恩政権は、9月25日の最高人民会議(国会)で義務教育期間を11年から12年に引き上げる方針を決めるなど、政権を支える次世代の育成を重視。各地で集会などへの青少年の動員も続く。
朝鮮学校に対しても朝鮮総連を通じてさらに介入を強める可能性もある。
朝鮮学校をめぐっては3月、初中級(小中)学校の児童らが訪朝中に金第1書記に忠誠を誓う歌劇を演じていたことが判明。大阪府が今年度の補助金交付を取りやめている。(桜井紀雄)
ソース MSN産経
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