12/09/26 20:40:55.19
【北京=川越一、台北=吉村剛史】中国国務院(政府)台湾事務弁公室の范麗青報道官は26日の記者会見で、中国の監視船が沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺海域で操業する台湾漁船を保護する方針を明らかにした。
台湾と結束して日本に対(たい)峙(じ)する姿勢を示すと同時に、「一つの中国」を国際社会にアピールする狙いがうかがえる。
范報道官は「釣魚島周辺海域は中国漁民の伝統的な漁場だ。海峡両岸(中台)の漁民が漁に向かうのは当然だ」と主張。中国の監視船が、中台双方の漁民のために海域巡視や漁業権の保護を継続すると宣言した。
25日には台湾の巡視船12隻と漁船約40隻が同諸島周辺の日本領海内に侵入。放水銃で警告した海上保安庁の巡視船に対し、台湾の巡視船も放水してきた。今後、中国の監視船が居合わせ、同種の行動に出ることも想定される。
中国の海軍が2009年、海賊被害が続いたソマリア沖で台湾商船を護衛した際には、台湾で「主権」をめぐる論争が浮上した。尖閣問題でも台湾は「大陸(中国)とは連携しない」との立場を取ってきた。
范報道官はことわざを用いて「内部に相違があっても、外からの侵略には団結できる」と訴え、「中華民族の利益」を強調した。台湾当局の高官は26日、「当然応じられない」としながら、
「日本に配慮しても日本は台湾の立場を無視する。ならば両岸連携も可、との世論も形成されつつある」と複雑な胸の内を吐露した。
ソース MSN産経
URLリンク(sankei.jp.msn.com)