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薄熙来の妻が安徽省の裁判所で8/20死刑判決。
薄熙来側近の王立軍の裁判（四川省）がちょうど柳条湖事件の9/18の判決だった。
そして日本大使の公用車を襲撃した犯行車が安徽省ナンバー。
薄熙来の処分が、近く政治局会議で決まる。
安徽省というのは胡錦涛主席ら、共産青年同盟の拠点。
ここと、習近平ら太子党＆江沢民ら上海閥が連携対抗している。
薄熙来は太子党や軍に影響力を持ってる人物だ。
胡錦涛は対日融和路線で、従って国有化は条件付きで黙認の立場だった。
今、胡錦涛が主席退任後に軍事委主席を守るのかどうかという点。
中国共産党中央政治局常務委員会が拡大した上、軍ポスト削減、
常務入り確実視されていた薄熙来失脚により江沢民派が一掃されるかという情勢になっていた。
こうした状況から発生している政治闘争だ。
習近平ら太子党は、尖閣を巡る「反日」を活用して、共産青年同盟への巻き返しを図っている。
日本側は、今国有化しておくことで、対立が起きても新主席の元で両国関係のリセットが可能になると、
あたかも韓国・李大統領の政権末期の竹島上陸のごとき安易な発想をしたようだが、見通しが甘かった。
むしろ習体制発足後の方が、中国は過激な対立は起こせなかったはず。
日本の外務省の情報収集と分析能力がいかに低レベルなのかということがよく分かる。