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福島空港と上海空港を結ぶ定期便の再開を要望するため、中国を訪れている福島県の佐藤知事が、
中国航空当局の担当者との面会を断られました。
外務省によりますと、中国当局は「日本政府が尖閣諸島の国有化を閣議決定したことで、両国の雰囲気が
悪くなっていることが理由だ」と説明しているということです。
福島空港には、中国の上海空港とを結ぶ定期便が就航していましたが、原発事故のあと、中国政府が
福島県などへの渡航自粛を国民に求め、今も運航の休止が続いています。
このため福島県の佐藤知事は、中国政府に対して、渡航自粛の解除と定期便の運航再開を要望するため、
１０日から中国を訪れています。
１１日は、北京市内で中国民用航空局の局長と面会する予定でしたが、福島県によりますと、１１日朝になって、
現地の日本大使館を通じて、「面会をキャンセルしてほしい」と連絡があったということです。
外務省によりますと、中国当局は「日本政府が尖閣諸島の国有化を閣議決定したことで、両国の雰囲気が
悪くなっていることが理由だ」と説明しているということです。
NHKニュース: 2012年9月11日 16時28分
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