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∞マット安川のずばり勝負
∞私が総理ならやることは一つ、“あの国”を攻める
∞怒りを忘れた日本人、スタンドプレーにはファイティングポーズを取れ~藤木幸夫氏
マット安川 領土問題が加熱する中、横浜港運協会の藤木幸夫会長をお迎えしました。戦争はいけな
い、でも、このままじゃいけない・・・戦争体験者だからこそのより深いジレンマに、考えさせられるもの
がありました。
■怒ることを忘れた日本、韓国に対しファイティングポーズを取れ
藤木 今回の竹島問題は、李明博(韓国大統領)さんが自分がどう延命するのかという、国内の問題
をああいう形で出したわけです。それに対して、腰砕けのいまの内閣の対応は本当に困ったものです。
日本人の魂がありません。
カントは、人間の本当に大事なものは何か、最後に残るものは理性だ、と言っています。理性が人間
のすべてなんだと。
ただし、その理性にも限界があると。私は今そんな心境です。理性は大事、だけども理性ということ
を表面に出して、野田(佳彦、首相)さんは、冷静にとか、沈着に行こうとか、ことを起こさないで何とか
解決しようとか言っている。
こういう時は、理性は大事、そんなことは百も二百も承知。しかし理性で判断できないこともあるよと、
そのくらいの、いい意味での物騒な発言をしてもらいたい。怒ることを忘れちゃっているんです。
私が総理ならやることは決まっています。攻めますよ、あの国を。しかし、そこまで行っちゃいけない。
私も少年時代に戦争を経験したから、そんな思いを子どもや孫にさせたくない。
じゃあ何をするか。自分の家族、近隣の人々、日本の国を守るために、野田さんには意気込みだけ
でも聞かせてもらいたい。しっかりとファイティングポーズを取ってもらいたい。ファイティングは要らな
いけれども、ファイティングポーズは取ってもらいたいですね。
ただし今回の問題は、韓国全体が悪いんじゃないんです。私は韓国人の友だちがいっぱいいますが、
ほとんどがいい人です。問題なのは李明博なんです。
■象の背中で犬に咬まれる
そもそも国際司法裁判所に訴えるというのが情けないですね。日本全体に勇気がない。
簡単なことですよ、みんなで勇気を持てばいいんです。そしてお互いに信頼し合おうと。同じ民族じゃ
ないかと。それがなくて、世界に訴えたとか国連にタレ込んだとか、お母ちゃん助けて、なんてみっとも
ないね。
象の背中で犬に咬まれる、という諺があります。象というのは、東アジアでは安定の象徴。象に乗る
ということは一番の安定なんです。
いままで日本人は象の背中に乗ってのんびりしていた。それが象の背中で犬に咬まれる、つまり思
わぬところで想像もできない災難に遭う、それがいまの日本だと思います。李明博に咬まれたんです。
われわれはここでビックリしないで、なるほどそういう諺があったんだと思い出し、みんなで力を合わ
せて対策を取ろう、ということにならなければいけません。
(※以下省略)
ソース:JBpress 2012.08.31(金)
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画像:藤木 幸夫(ふじき・ゆきお)氏
横浜港運協会会長、藤木企業株式会社 代表取締役会長。 実業家として港湾産業の近代化に取り組み、
また長く日本の港湾行政に携わる。(撮影:前田せいめい、以下同)
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