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【北京=矢板明夫】中国の唐家●(=王へんに旋)元国務委員(中日友好協会会長)は29日、
北京市内で開かれた日中関係のシンポジウムで、丹羽宇一郎駐中国大使の公用車が中国人とみられる
男に襲撃された事件について「大変無礼な振る舞いをした」と述べ、日本側に対し“謝罪”した。
外相、国務委員を歴任した唐氏は、中国の対日政策に大きな影響力を持つ重鎮といわれており、異例の
謝罪の言葉には、事件の影響を拡大させたくない中国側の思惑が伺える。
中国社会科学院が主催した日中関係正常化40周年を記念するシンポジウムでの発言で、公用車を
襲撃した男について、唐氏は「愛国者ではなく、害国者(国に被害をもたらす人)だ」とも非難し、
中国側が徹底した捜査を行っていることを明らかにした。
唐氏は一方で、「中日関係を破壊しようとする一部の人たちの企みを認めれば、両国間の平和と安定
を保てない」と述べて、沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の購入計画を進めている東京都の
石原慎太郎知事を暗に批判した。
このシンポジウムでは丹羽大使が襲撃事件以来、初めて公の場所で発言。丹羽氏はあいさつのなかで、
事件のことには直接触れず、「日中間で意見の相違や摩擦は避けられないが、個別な問題で両国関係の
大局に影響させないことが必要だ」と述べるに留めた。
同シンポジウムには、日中両国の政府関係者や学者ら約200人が出席した。
○2012.8.29 14:35 [中国]
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