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2010年3月に黄海上で韓国海軍哨戒艦「天安」が爆発し沈没した事件について、韓国地震研究所のキム・ソグ所長は27日、
韓国海軍が放置した機雷が爆発の原因である可能性が高いと話した。複数の韓国メディアが報じた。
キム氏はラジオ番組に出演し、国際学術誌「国際純粋・応用地球物理学」にイスラエル地球物理研究所(GII)の博士と共同で
行った事故調査の研究論文を発表したと明かした。キム氏によると、事故当時の地震波と空中音波、水中音波を分析した結果、
爆発によって生じた地震規模は、火薬成分のトリニトルエン(TNT)136キログラムの爆発力に相当すると指摘した。これは、1970年代に
韓国海軍が黄海上に配置し、のまま放置した陸上操縦機雷の爆発力と一致するという。
キム氏は爆発によって生じるバブル周期についても注目。魚雷の爆発ではバブル周期が1.1秒以上だが、天安艦の爆発で観測
されたデータからは0.99秒が推測されたとし、0.99秒はTNT136キログラムの爆薬が水深8メートルで爆発した時に観測されるデータと
同じだったと述べた。
しかし同内容は、TNT250キログラムの北朝鮮製魚雷(CHT-02D)が水深6-9メートルで爆発し、地震規模1.5が発生したと
する韓国軍と民間による合同調査団の発表とは大きくかけ離れる。
キム氏は、「合同調査団の結論は、水中爆発の基礎分野とバブル動力学を十分に反映していない」とし、再調査が妥当だとの
考えを示した。一方、国防省の関係者は、「北朝鮮製魚雷によって天安艦が攻撃された」という結果は、各国の専門家が数ヶ月かけて
検証し導き出したものだとし、機雷による爆発の可能性を否定した。(編集担当:新川悠)
サーチナ: 2012/08/28(火) 17:20
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