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[東京 21日 ロイター] 民主党の鳩山由紀夫元首相は21日、ロイターのインタビューに応じ、こ
のまま衆院選に突入すれば、民主党は大惨敗を喫するとの見通しを示した。
民主党政権に対する国民の期待が「既得権と闘う集団」であったにもかかわらず、民主党が変質
し、「既得権側に立場が変わったこと」に最大の理由があると述べ、民主党の「自民党化」を批判し
た。
この責任の一端は、民主党を立ち上げた自身にもあるとし、「民主党をもう一度既得権と闘う集団
に変えることができないか。これが私に残された最後のチャンスとして思っている」と指摘。野田佳
彦首相が政治生命をかけるとした消費増税法案に反対し、その是非を問う内閣不信任決議案採
決で欠席しながらも、党にとどまる選択をした理由を説明した。
<代表選の結果にかかわらず離党を否定>
(中略)
<遅くとも年内解散、民主・自民の大連立をけん制>
衆院解散・総選挙の時期については「遅くても年内だと思う」とし、10月解散・11月総選挙も「ひと
つの可能性としてあるかもしれない」と語った。
ただ、「このまま選挙に突入すれば、大惨敗になる」と見通し、反対する消費増税について「一度
成立した法案だが、そのことに対して、次の選挙で何を訴えるかだ」とし、「選挙の時に、民主党と
して、デフレから脱却していないにもかかわらず、経済が低迷しているにもかかわらず、消費税を
上げることはしないと言えるかどうかだ」と述べた。背景には「次の選挙では、(一体改革関連法の)
凍結・廃案を訴えていく方向性と、消費増税堅持に分かれる」とみていることがある。
(中略)
<日中・日韓関係の緊張、首脳同士の信頼関係を疑問視>
一方、鳩山氏は、首相当時に「東アジア共同体」構想を打ち出し、中国や韓国、アセアンを含む東
アジアとの協力関係に腐心した。昨今の日韓関係、日中関係の緊張化について「野田政権になっ
て、東アジア構想自体を口にしなくなった。日米同盟重視で、アジアよりも日米が大事だというイメ
ージがかなり強くなり、アジアが軽視されていくのではないかとの思いが出てきたのではないか。
首脳同士の信頼関係が必ずしも結ばれていないことが今回の事態を招いた」と分析した。
(ロイターニュース 吉川裕子、リンダ・シーグ;編集 内田慎一)
ソース:ロイター<インタビュー: 次期衆院選で民主大惨敗の可能性=鳩山元首相>
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