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【韓国大統領竹島訪問】民主外交、甘い幻想が失政招く
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▲記者会見する野田佳彦首相=10日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)
これこそ民主党政権の甘い幻想が招いた内閣総辞職、いや「政権奉還」ものの大失政ではないか。
李明博大統領が10日、竹島に上陸したことで、鳩山、菅、野田の歴代民主党内閣が韓国に抱いた
期待は完全に破綻した。民主党政権はこれまで、政府の公式見解にもかかわらず、韓国による竹島
の「不法占拠」という表現を封印し、韓国側の歓心を買おうとしてきたが、結局は片思いに終わり、そ
れどころかわが国の主権を深く傷つけた。
「李大統領は、今まで日本カードを使わない大統領だと思っていたが…」
民主党の前原誠司政調会長は10日、記者団にいらだちをみせた。歴代韓国大統領は任期末に
なると政権浮揚のため日本批判を強めてきたが、「李氏はこれまでとは違う」(野田佳彦首相)と勝手
に思い込み、現実から目をそらせていた。
「韓国内はぐちゃぐちゃ。李氏のお兄さん(李相得・前国会議員)が逮捕されて、本人も危ないって言
われているわけでしょ」
閣僚の一人はこう解説し、外務省政務三役は「日本の政治は三流といわれるが、韓国はそれ以下、
四流だな」と突き放す。確かに、今回の竹島上陸に政治的パフォーマンスの側面があるのは事実だろう。
とはいえ、歴代大統領は政権末期でもここまで日本を軽んじず、竹島上陸という禁じ手は使わなかっ
たのも事実だ。自民党は10日、「韓国に不必要な謝罪談話を出すなど誤ったメッセージを発信し続け、
行き着いた果てが今回の事態」とする声明を発表したが、これは正(せい)鵠(こく)を射ている。
鳩山内閣での中国の習近平国家副主席と天皇陛下のルールを無視した特例会見、菅内閣での中国
漁船衝突事件における中国人船長の超法規的釈放、ロシアのメドベージェフ大統領(当時)の北方領土
初訪問と日韓併合100年にあたって不必要な謝罪をした「首相談話」発表。さらに野田内閣での返還義
務のない朝鮮半島由来の図書「朝鮮王朝儀軌」を引き渡し…。
すべてはつながっている。周辺国は政権交代後の3年間で、日本はごり押しすれば退き、泣き寝入り
すると学習したのだ。
解決済みの慰安婦問題でも韓国に迎合し、「門前払いではなく、余韻を残した方がいい」(前原氏)と
主張し、野田首相も「人道的な見地から知恵を絞っていきたい」と述べていた。ところが、これがかえっ
て期待をあおり、昨年12月の日韓首脳会談では会談時間の3分の2が慰安婦に使われる異常事態に。
「余韻」は「大騒音」となって日韓関係を阻害している。
今回の竹島上陸でも、民主党政権は懲りずに「余韻」を残そうとしている。玄葉氏は武藤正敏駐韓大使
により強い抗議を意味する「召還」ではなく、「一時帰国」を命じた。22年11月にメドベージェフ大統領が
北方領土を訪ねた際の河野雅治駐露大使(当時)が「一時帰国」だった前例を踏襲しようというのだ。
だが、そのメドベージェフ氏は今年7月、今度はロシア首相として再び国後島の地を踏んだではないか。
民主党政権には外交上の学習能力、当事者能力が見当たらない。(阿比留瑠比、杉本康士)
ソース:MSN産経ニュース 2012.8.11 00:46
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