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竹島問題、韓国は軍事演習だけで済ませられるか？
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アジアの領土論争地域では軍事力をアピールする行動をとることが重要な論拠となる傾向が
作られつつある。１３日、韓国は日本との係争海域である竹島（韓国の名称で独島「トクト」）
付近で軍事演習を行なう。
韓国国防省の報道官は、この軍事演習を行なう意味について、諸島に対する日本の領土要求
が再び高まる中で防衛強化を図るためと説明した。
先日日本の発表した防衛白書では竹島について「日本固有の領土」という表記がなされた。
しかも韓国の軍事演習が開始される１０日前にすでに日本は同国に対する抗議を申し入れた。
韓国の軍人らは外国の海軍が独島付近に侵入した場合の対策を立てる構えだ。このために
演習には海上警察を始め、あらゆる種類の部隊が参加する。１０隻の軍艦と戦闘機Ｆ－１５Ｋ
も海から空から陸軍の演習を応援する。極東研究所のアナリスト、ロアリド・サヴェリエフ氏は、
これまで韓国が行なってきた同様の軍事演習はこれよりも格段に規模の小さいものだったこと
から、今回の演習はこの係争地域における軍事的アピアレンスの拡大にむけたものだとして、
次のように語る。
「韓国は現在、島の周りに埠頭を建設しているが、これは民間の船舶のみならず、軍艦を係留
することを想定したものだ。現在、島は無人だが、警察の小隊だけ置かれている。この駐屯規
模はたいしたことはなく、韓国にとってはこれでは間に合わなくなってきている。」
最近中国は、南シナ海の係争水域で今まで行なってきた象徴的な軍事アピアレンスをやめ、
西沙諸島（英語名：パラセル諸島）三沙市を設立すると発表した。この軍管区には西沙島、中
沙島、南沙島およびその周辺海域が含まれる。この諸島の領有権を全面的および部分的に
主張しているのはベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイも同じだ。中国はここを軍駐屯地
とし、警備のほか軍事作戦も行なっている。韓国がこうした中国の例をなぞることも例外では
なく、同様に独島に軍部隊を配備しようとしている。極東研究所のアナリスト、ロアリド・サヴェ
リエフ氏は、日本はこれを受動的に傍観することはないだろうとして、その理由を次のように
説明する。
「ここには豊富なエネルギー資源、海洋資源があるために領有権争いは熾烈さを増している。
一方が軍事演習を行なえば、これに他方も煽動されるし、島や海域の改名行為もエスカレート
する。双方が領有権を主張すればするほど、軋轢の温度は増してゆき、軍事衝突を食い止め
る防御策も叩きのめされかねない。」
ソース：ロシアの声 7.08.2012, 11:57
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