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[パク・テジョンの語源の話]大韓民国(Great Korea)
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テジョン言語研究所長
2012ロンドンオリンピックが真っ最中だ。感激の場面の中で、サッカーの宗家・英国(GBR)に
勝って4強に進出する瞬間は断然圧巻だった。主催国で発する大きな気勢まで受けている世
界的に強いチームをはね除けたことは感動そのものだ。
英国選手たちのユニフォームに刻まれたGBRにとりわけ視線が行った。普通、英国といえば
English(英語)と関係があるEnglandが思い浮かぶ。漢字文化圏ではEnglandに対して前の部分
のEngを音訳して「英」、後ろの部分のlandを意訳して「国」、合わせて英国と呼ぶ。ところでGBR
は綴りがEnglandとは大いに違う。
周知のように英国は米国以前の世界の覇権国だった。日が沈まない国で、東洋式に表現す
れば大帝国だった。東洋では最強大国であり文明中心国の天子国を称する時、大唐、大明
のように一番前に「大」の字を付けることが言語学的慣習だ。この時の大は単純に「大きい」
の意を越えて「偉大な」を意味する。そのためか英国人はまた、そういう観念の下に太陽が
たくさん沈む今でも自国をGreat Britain(大英帝国: United Kingdom Of Great Britain And
Northern Ireland)と呼ぶ。
私たちの大韓民国という国号は高宗(コジョン)の大韓帝国から始まった。 「帝」が「民」に変
わったが、皇帝国に付ける接頭辞「大」は今でも変わることがない。ところで、なぜ私たちは
オリンピックやワールドカップのような世界の舞台で私たちの国名を英文表記する時、「大
韓民国」にふさわしいGreat Koreaまたは、それを縮めたGKといわないのだろうか? ひょ
っとして私たちは私たち自身を自ら卑下したり、とても萎縮しているのではないのか?
大韓民国の既存英文名のRepublic of Koreaは、韓をKorea、「民国→共和国」をrepublicと
したもので、自負心と直結する核心要素「大」の字に対する英訳Greatが抜けている言葉だ。
一言でワードにパワーがない。
英国との8強戦で相手のキックを防いだ我が国の「イ・ボムヨン(李範永)」ゴールキーパーの
背中には「Yi」ではなく「Lee」と刻まれている。本来の姓氏・李の正しい音は「リ」で、それを
尊重して英文で正確に刻んだのだ。彼と同じように国名もまた、正しく英訳して国民を教え
導いて自負心を与える必要があると見る。
ソース:韓国日報(韓国語) 入力時間 : 2012/08/08 11:34:16 修正時間 : 2012/08/08 11:34:16
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