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【台北=吉村剛史】台湾海軍の艦隊が先月末、台湾東部沖で演習中に沖縄県・与那国島に接近したことが
分かり、国防部(国防省に相当)は7日までに艦隊長に懲戒処分を下した。この処分をめぐって、退役軍人らからは
「日本にこびている」との批判も出ているが、国防部では「対日配慮ではなく、軍紀違反として扱っただけ」と主張。
関係者の大量処分の可能性も指摘されている。
演習海域から離脱したのは台湾東部沿岸配置の第168艦隊のキッド級駆逐艦「蘇澳」など3隻で、7月26日
未明に日本の防空識別圏(ADIZ)に進入し、与那国島に接近したため、日米双方がレーダーで動向を監視する
騒ぎとなった。
このため、「蘇澳」で演習を指揮していた同艦隊長の張鳳強少将が軍当局から軍紀違反に問われ、8月3日に
懲戒処分などを受けて現職を解かれたと発表された。
台湾海軍司令部の董翔龍司令(大将)は与那国島接近を「重大なミス」と指摘。軍の指揮・統率に直接関わる
犯罪とされる「抗命罪」を張少将に適用することも検討しているという。「抗命罪」が適用されれば1987年の戒厳令
解除以来初となる。
張少将は「重すぎる処分」と抗議しており、退役軍人らも「日本側の抗議もない中、日本にこびた処分だ」と批判。
しかし7日付の台湾有力紙、自由時報はこの問題での「最終処分者は30人以上に達し、中将も含まれる」との
軍消息筋の見方を報じている。
周辺海域は、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)に近い。日本政府の尖閣購入方針などをめぐり、同諸島
での主権を主張する台湾の馬英九総統は、「東シナ海平和イニシアチブ」として「争いの棚上げ」や「資源共同開発」
「行動規範の策定」などを呼びかけたばかりだった。
msn産経ニュース: 2012.8.8 01:37
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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