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- 東シナ海ガス田交渉:中国側、再開への明言避ける -
枝野幸男経済産業相は6日、日中省エネルギー・環境総合フォーラム出席のため来日した
中国国家発展改革委員会の張平主任(閣僚級)と東京都内で会談した。枝野氏は、10年7月
以降中断している東シナ海ガス田共同開発の条約締結交渉の早期再開を求めたが、張氏は
「首脳間の共通認識を堅持する」と述べるにとどめ、再開への明言を避けた。
日中のガス田開発を巡っては、10年9月の尖閣諸島沖の漁船衝突事件後に、中国側が
条約締結交渉延期を発表。野田佳彦首相が今年5月に訪中した際にも早期再開を求めたが、
中国の温家宝首相は「双方の意思疎通を図りたい」と述べるにとどめていた。
経産省は今回の会談の詳細を公表していないが、日本政府が尖閣諸島の国有化を検討して
いることに中国側は強く反発しており、張主任も同様の懸念を表明したとみられる。
枝野氏は、日米欧が世界貿易機関(WTO)に提訴した中国によるレアアース(希土類)輸出
規制についても「WTOで冷静に議論したい」と中国側の善処を要請。これに対して張主任は
「環境保護の観点で実施している」と主張し、議論は平行線だった。【小倉祥徳】
ソース : 毎日新聞 2012年08月06日 21時17分
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