12/08/04 13:34:37.14
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▲キム・サンヨン、ワシントン特派員
ドイツは過去の歴史をひざまずいて謝罪したが日本はなぜまともに謝らないのだろうか。日本人
の生まれつきの性格が低劣なためもあるが、より根本的には米国の戦後処理にその原因がある。
日本の降参を単独で受けた米国は日本帝国主義の根幹の‘天皇制’を存続させ、それによって日
本既得権層はほとんど全て権力を維持できた。
今の日王を始め政界主流が帝国主義日本を率いた者たちの直系子孫なので、彼らは「過去が間
違っていた。」と認めない。現在のドイツに総統制が存続して独裁者アドルフ・ヒットラーの息子が
総統で、ナチの子孫らが政治指導者として活動しているのを一度想像してみるとよい。結局、米国
が日本帝国主義をちゃんと処理しなかったので日本が過去の歴史をまともに清算しないという論
理も可能だ。
それなら日本との太平洋戦争で多くの血を流した米国はなぜ復讐心を抑えて日本の「アンシャン・
レジーム」(過去の体制)を存続させたのだろうか。感情よりは理性で思考する米国特有の実利主
義のためだ。共産国家ソ連の勢力膨張を憂慮した米国は日本をカオス状態にするより話をよく聞
く日王を手足とみなし日本を対ソ連防御基地に活用する方が有益と判断した。
（中略：米国の中東戦略）
核なら寝ていても起きあがる米国政府が日本の核武装憂慮については無策傍観で「集団的自衛
権」の話が出ても対岸の火事見物だ。これだから過去、ソ連のために日本を育てた米国が今は中
国のためにまた日本を育てようとすると診断されてもしかたない。
米国の境遇が理解できないわけではない。伝統的友邦のオーストラリアは中国から距離がとても
遠く、韓国は北朝鮮の核・ミサイル開発抑制を名分に中国を直接刺激しかねず、反米勢力の反発
など考慮しなければならないから本陣に育てるには限界がある。
反面、日本は中国と適当に近接しているうえ米国のグローバル戦争にいつも惜しみなくお金を与
える国という点で国防予算削減で財布が空の米国としては最小の費用で中国を牽制できる魅力
がある。米国は韓国を最前線、日本を本陣とする韓・米・日3者同盟で東北アジアで中国を封じ込
める絵を描き、最近、論議になった韓日情報協定はその最初のボタンだ。
韓日情報協定が失敗に終わった後、米国政府関係者から聞こえるくどくどした小言は「韓国人を
まったく理解できない。」ということだ。彼らはまた「日本の情報の質の方がはるかに高いから協定
を締結すれば韓国がさらに得するはずなのに、過去に陥って未来に進めないのが苦しい。」と言う。
米国人の目には韓国人が過度に感情的で過去指向的に見えるようだ。だが、韓日強制併合だけ
でなく、以前の壬辰倭乱、さらに以前の多くの倭寇侵略で韓国人のDNAに深々と打ち込まれてい
る日本に対する本能的警戒心を「過去指向的」という単語一つで片付けられない。
島国日本のサイコパス的好戦性に対する韓国の警戒心は‘遺伝工学的’であり、それゆえ科学的
だ。数千年間、日本の‘過去’が常に韓国の‘未来’の危険として反復されてきた歴史を米国は学
ばなければならない。油断して真珠湾を殴打された米国の予知力が韓国人より優れていると大言
壮語できるだろうか。
米国が韓・米・日3者同盟を整えたいなら、日本に過去の歴史について明らかな姿勢を見せるよう
まず要求するのが順序だ。地球上でそれを強制できる国は日本の降参を単独で受け、彼らに免罪
符を与えた米国しかない。
ソース：ソウル新聞(韓国語) [特派員コラム]オバマ大統領に/キム・サンヨンワシントン特派員
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