12/07/22 16:11:45.95
>>1の続き。
バストン教授は「韓国に限らず、自らの意志に反して売春を始める女性たちは、
たとえ自らの意志で抜け出すことができるようになっても、多くは特別な知識も技術もないため就職ができない。
これが彼女たちのために体系的な職業教育を始めた理由だ」と述べた。
NFSは社会的企業を経営し、米国やインドなどに研究所や工場、学校などを設立しているほか、
売春経験のある女性や児童に教育を施してこれらの工場などで採用している。具体的には有機農法による茶飲料の開発や、
有名調理師の協力を得ての調理師教育などが主な活動だ。NFS関係の工場にはここ6年の間に750人の児童や女性が就職した。
バストン教授は「産業には産業として取り組まねばならない。そのためわれわれを慈善団体とは考えず、
徹底して利益を追求し、売買春の予防に再投資する企業と認識してほしい」と語る。バストン教授は
「売春は簡単に金もうけができる巨大なビジネスになっている。そのため“売春は良くないことだからやめなさい”
と言うだけでは何の効果もない。売春よりも大きな利益が出せるビジネスモデルを提示しなければ、解決につながらない」と述べた。
バストン教授は韓国支部を立ち上げるもう一つの理由について「韓国政府は売買春の深刻な実態を真剣に改善しようとしている。
そのためさまざまなアイデアを出せる人材も豊富だ」とも述べた。
今後もNFSは、中国に住む脱北者の女性や児童の人身売買や売春をなくすための活動に取り組んでいく計画だ。
■ノット・フォー・セール(Not For Sale)
「私は売り物ではない」という意味で、児童の労働力搾取や売買春を根絶するため2006年に設立された非営利団体。
米国サンフランシスコに本部があり、シドニーやアムステルダム、プノンペンなど世界の10都市にオフィスを構える。
研究所や工場、学校などを設立し、強制労働や売買春被害者などの教育、採用などに取り組んでいる。
>>いじょう。