12/07/21 13:00:35.24
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韓国国防部(省に相当)が昨年10月から韓国軍の全部隊に支給しているデジタル迷彩の新型戦闘服に対し
「サウナ軍服だ」という不満が続出している。旧型戦闘服のように夏季用・冬季用に分かれておらず、
オールシーズンタイプとして制作され、汗の排出や通気性が十分でない素材を使用しているからだ。
国防部は2008年、民間と協力し新型戦闘服の開発に乗り出した。既存の戦闘服は、上着のすそを
ズボンの中にたくし込まなければならないなど、活動上不便な点が多いという指摘があったためだ。
韓国軍は、精密人体スキャナーで将兵324人の体形や動作を分析し、活動性や着心地を強化した。
米軍の軍服のように、上着のすそを外に出して着られるデザインになっている。
こうして作られた新型戦闘服の価格は、1着5万3000ウォン(約3600円)。
1着2万8000ウォン(約1900円)の旧型戦闘服に比べ2倍ほど高い。
国防部は14年までに予算950億ウォン(約65億円)を投じ、新型戦闘服の普及を図っている。
ところが、通気性が問題として指摘された。旧型戦闘服は、冬季用と夏季用が別になっており、
夏季用戦闘服の生地はポリエステルとレーヨンが65対35の割合で織り込まれている。
これに対し新型戦闘服は、ポリエステルとコットンが68対32の割合で織り込まれた素材で作られている。
レーヨンは通気性がよいのに対し、コットンは汗の吸収に強い。
パク・チョンヒ・ソウル大学生活科学部教授は「ポリエステルは基本的に、日常的な汗の排出が不十分な素材。
旧型の夏季用戦闘服は、これにレーヨンを織り込み、通気性を強化して欠点を補った」
「しかし新型戦闘服にはコットンが織り込まれ、汗の吸収は早くなったが、
レーヨンではなくポリエステルだけのため、汗が戦闘服の外に出ていかない」と説明した。
オールシーズンタイプとして作られているため生地が厚手になっている点も、夏場に新型戦闘服を着ると暑い理由だ。
袖をまくることを禁止する服装規定も、問題点として指摘された。韓国軍は、旧型戦闘服の着用時、
7センチ幅で袖を折って肘の上までまくれるようにしていた。
ただし訓練時には、戦闘状況を想定し、袖を降ろすよう定めていた。しかし国防部は、新型戦闘服の支給に伴い
「24時間常に戦闘に備えることに慣れるべき」という名目で、夏場に袖をまくることを禁止した。
記事入力 : 2012/07/21 11:40
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