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自宅があるソウルの住宅街は日本の大使館員や企業駐在員のほか米軍関係者、各国の駐在員らが
多い“国際都市”だ。だからだろうか、パンを売る店でも米国ブランドの有名コーヒー店でも、客が外国人だと
分かると若い従業員は英語で注文を取りに来る。しかも、驚くほど流暢(りゅうちょう)だ。
先日、韓国の教育関係機関の幹部に韓国の若い人たちの英語力の高さに驚くと伝えると「喜んでばかり
いられない」と返された。
韓国の若者の英語力の高さはもちろん本人の努力と両親の経済負担の結晶なのだが、他面「過剰学歴
社会の裏返しで、それだけ働き口に対する潜在的不満が高い証拠」というのだ。
サムスン経済研究所の最近の報告書では、韓国の大学卒業者の約4割が失業状態か能力に比べて低い
知識・技術水準の仕事に就いていると感じていると指摘。ある程度経済的な余裕がある家庭では5年以上の
就職浪人もざらだ。
国内市場や産業規模が小さいから高給職は限られ、大学進学が成功の近道という社会認識のため、
高校生のほとんどが大学に進学。英語や第2外国語は必須の素養で、その習得にかける熱意は尋常では
ないという。英語で注文を聞いている韓国の若者たちが、なんだか気の毒に思えた。(加藤達也)
msn産経ニュース: 2012.7.16 03:23
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