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8月12日の閉幕を前に、麗水エキスポには日帰り客が徐々に増え始めている。入場券の割引や団体客向けの
案内サービスなども新たに導入され、主催者側も最後の追い込みに拍車をかけている。
10日午後9時30分ごろ、麗水エキスポ駅は非常に混雑していた。エキスポ内にあるビッグ・オー(Big-O)ショー
(マルチメディアショー)の会場から駅までは歩いて15分ほどだが、ショーが終わるとこの日も多くの客が一斉に駅に
向かった。ソウル市松坡区に住むパク・ドギュンさん(44)は「ソウル駅から午前5時10分発のKTX(韓国高速鉄道)
で麗水に来た。終日エキスポを楽しんで、またKTXに乗ってソウルに帰る。日帰りでビッグ・オー・ショーまで見られる
ためとても便利だ」と話した。
■ビッグ・オー・ショーを見てから最終のKTXで帰宅
麗水エキスポのハイライトの一つであるビッグ・オー・ショーは、これまで午後9時30分開演だった。しかし、それでは
KTXの最終列車(午後9時50分発)に間に合わないため、来場客の多くがビッグ・オー・ショーを見ずに帰宅していた。
そのためエキスポ組織委員会はビッグ・オー・ショーの開演時間を24日から40分前倒しし、午後8時50分からの開演に
変更した。KORAIL(韓国鉄道公社)もこれに合わせ、KTXの最終時間を10日から午後10時へと10分遅くした。その
結果、首都圏から訪れる客も複数のパビリオンやビッグ・オー・ショーなどを楽しんでから、その日のうちに帰宅できるよう
になった。
組織委はさらに、先月22日から平日で入場客5万人以上を記録した日と、金・土曜日に限り、ビッグ・オー・ショーを
2回(午後8時50分と9時40分)公演している。今週は平日の入場客が7万人を超える見込みのため、毎日2回ずつ
ビッグ・オー・ショーを行う予定だ。
入場料の割引や事前予約制の復活などを受け、最近は平日の入場者数が先月の2倍以上に当たる7万人を上回る
日が多くなり、とりわけ金曜日と土曜日は10万人を超えることもある。組織委企画広報課のソン・ヒョクキ課長は「夏休み
シーズンが始まったこともあり、来場客は増加傾向にある。最近は入場客も事前に計画を立てて来るようになり、特定の
人気パビリオンにこだわらず、海外のパビリオンやさまざまな公演を楽しんでいる」と説明した。組織委は遠方から訪れる
来場客に配慮し、平日の開場時間を30分前倒しして午前8時30分からに変更した。その代わり終了の時間も30分早い
午後10時30分に調整した。
■入場料も大幅に値下げ
閉幕が近づいていることを受けて入場チケットが大幅に値下げされ、その種類も豊富になった。大人は平日の全日券が
3万3000ウォン(約2300円)だが、午後1時以降に入場する場合は2万ウォン(約1400円)、午後5時以降は1万ウォン
(約700円)になる。
50日間有効の半期券も、これまでは一般20万ウォン(約1万4000円)で販売されていたが、28日からは10万ウォン
(約7000円)に値下げされ、中学生・高校生(13歳から19歳)は7万5000ウォン(約5200円)、小学生以下(4歳から
12歳)とシニア(65歳以上)も5万ウォン（約3500円）へと50%値下げ。30人以上の中学・高校生の平日団体券は
これまでの1万7000ウォン(約1200円)から5000ウォン(約350円)へと70%値下げとなった。さらに組織委は先月23日、
それまで停止していた事前予約制を一部修正して復活させた。予約可能なパビリオンはアクアリウム(水族館)、
アクアリウム3D立体映像館、大宇造船海洋ロボット館、テーマ館、韓国館、気候環境館、海洋産業技術館、
海洋文明都市館の8カ所だ。予約制は入場可能者数の30%までとなっており、入場時間は午後1時から8時までに
限定されている。入場予定日の2週間前からネットでのみ受付を行っている。残りの70%は先着順で、午前9時から
午後1時までは百パーセント先着順となる。組織委のキム・グンス事務総長は「朝から会場にやって来た入場客は
誰もが先着順で入場でき、遠方から来る場合は入場時間を予約できるので便利だ」と語る。しかし、一部の人気
パビリオンは入場するのに今も1－2時間は待たねばならない。とりわけアクアリウムは2時間以上待つのが普通で、
韓国館、ロボット館、気候環境館も1時間以上は待つ覚悟をしなければならない。
カン・ドンソク組織委員長は「閉幕の前日まで、何か問題があれば修正したい。観覧の条件が徐々に良くなって
いるので、残りの期間にぜひエキスポを訪れてほしい」と来場を呼び掛けた。
麗水＝ チョ・ホンボク記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版: 2012/07/12 13:21
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