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【ソウル聯合ニュース】韓国を訪れる外国人観光客は大幅に増加したが、経済効果は減少したことが
民間シンクタンク・現代経済研究院の分析で12日、分かった。
同院によると、2000年の外国人観光客数は532万人に過ぎなかったが、年平均で5.7%増加し、
2011年には979万人となった。このペースなら今年は1000万人を突破すると見込まれる。
しかし、観光の経済効果は減少している。観光が宿泊や運輸、旅行業など観光産業に与える経済
効果は2000年に国内総生産(GDP)の2.3%を占めたが、2011年には1.8%に低下した。
観光が経済全体に及ぼす効果は同期間、6.6%から5.2%に落ちた。これに対し、日本と中国は
それぞれ6.7%と9.2%で、韓国を大きく上回っている。米国は8.7%、フランスは9.3%に上った。
観光関連産業の雇用創出効果も低迷している。観光産業の雇用者数が全体に占める割合は5.6%。
日本は7.0%、中国は8.1%で、米国とフランスは10%を超えている。
同院は外国人観光客の四つの特徴を紹介した。
まず、アジア観光客が急増した。特に、中国人が全体に占める割合は2005年の11.8%(71万人)
から2011年には22.7%(222万人)に上昇した。日本人は同期間、244万人から329万人に拡大
したが、割合は40.5%から33.6%に下がった。東南アジアは年平均で8.7%伸び、21.6%となった。
また、1人当たりの支出額が1000ドル(約8万円)を超える観光客が多くなっている。1000ドル以上を
使う観光客は2005年の45.1%から2011年は52.7%となった。このうち、中国人は68.1%に達した
ほか、1日平均の支出額も245ドルで最多だった。
買い物客が増えているのも特徴。2011年は観光客の35.5%がショッピングのために韓国を訪問した。
日本人と中国人は買い物客が40%に近かった。2011年の外国人観光客の1人当たりの支出額は
1410ドル。この中で買い物代は588ドル(41.7%)と、宿泊費の563ドル(35.9%)を上回っている。
滞在期間も長くなっている。平均の滞在期間は2005年の5.7泊から2010年は7泊となった。中国人は
同期間、7泊から9.5泊、米国・欧州人は8.7泊から11.3泊に増えた。
聨合ニュース: 2012/07/12 21:50
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