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【書籍】 憂うつな韓国人、日本から渡ってきたエリート主義が原因~「私たちはどのようにプログラミングされていたのか」★2[03/30]
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なぜわれわれの社会は憂うつなのか。なぜ自殺率はこのように高いのだろうか。国家建設に成功
した“シンデレラ国家”大韓民国であるのに、なぜこんなに共同体(共和国)についての合意はひど
く足りないのだろう。「信じる人ひとりいない。私は一人で生き残らなければならない!」(168ペー
ジ)という強迫観念ないしエリート主義の心理は果して誰から植えつけられたのか。
その中核として“ゆがんだ近代”を植えつけた日帝強制占領期間の弊害に目を向ける。帝国主義
の日本が悪いという攻撃ではない。福沢諭吉の近代化論自体が、哲学的省察が圧排されたエリ
ート主義に過ぎず、“理由なき近代化論”という指摘に見るべきものがある。一緒に添えられてい
る日本儒学の特徴についての分析も新鮮だ。
【書籍】 国家を拒否したインディアン、産業社会の攻勢に崩れていく土着の人生~ヨ・ジホン著「インディアンの村共和国」[03/30]
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名前も同じだ。「ダンス・ウィズ・ウルブズ」の"Stands With A Fist"のようにインディアンは自分の名
前を氏族が崇拝する動植物や有名な戦士から取ってくる。彼らはまた生きていく中で様々な名前
を持つ。自分は誰であり自分をどのように呼ぶのが良いのか、本当に自分を表わす「本当の名前」
に対する熱望を持つからだ。「すべての名前はあなたに新しい意味と可能性を付与する。そして、
その名前は従って守って生きていかなければならない何かになる。それはあなたがこの世で歩む
べき方向を示す」というインディアンの考え方を著者は「自身が足を踏み入れた土地で本郷を体験
しようとする意識につながる」と説明する。
そのように名前が多くても不便でなかったのはそれを文字で記録して管理しなかったからだ。だが、
洋式近代システムでは当然困ったことだ。日帝強制占領期間の創氏改名と異ならない洋式名が
インディアンに強要された。著者がインディアンの歴史をこのように指摘したのは「個人を断片化し、
模倣の道に追い出す産業社会の執拗な攻勢から土着民を守ろうとするなら連帯」がどれほど重
要なのかを強調するためだ。
「社会は国家より古くなった。社会に根をおろしている時、はじめて私たちは国家に対抗できる力
を持つ。市場経済システムに掌握された市場を取り戻す事も国家でなく社会だけが可能だ。」
連帯を通じて適切な防御手段を持たなければ共同資産と相互扶助で運営される「国家より古くな
った」社会の復元ははるかに遠いとし、著者はこれが北米インディアンだけの問題でなく韓半島土
着民である私たちが当面した問題と語る。