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<レコチャ広場>「和製漢語」使わなければ会話は成り立たない?―中国
URLリンク(www.recordchina.co.jp)
これら「和製漢語」は日本人が明治時代、西洋の概念を表す際に作り出したもの。清朝末期以降、中国が近代化
を遂げる過程で中国に逆輸入されていった。中国でも独自の単語が生まれたものの、その多くは和製漢語との
競争に敗れ、淘汰されていった。
一部では和製漢語に対して「文化侵略」などと反発の声も出ているが、裴氏は「漢字文化圏が共有する文明」と
反論する。外来語は近代化を進める上での「骨格」となるが、これに根気よく「栄養」を与えなければ成熟した文化
は形成されない。だが、今の中国にはこの栄養が足りていない状況だと同氏は指摘した。
中国語の中の日本語
URLリンク(www.catv296.ne.jp)
もしも中国が日本から、日本が作った語彙を輸入しなかったらならば、毛沢東も毛沢東語録を書けなかった。
これは本当である。中国人の王彬彬という人が書いた中国語の論文の「現代漢語中的日語"外来語"問題」の中にも、
次のように書いてあった。
「中国語の中で、日本語から来た外来語の数は、驚くほどの数字で、現在我々が使用している社会とか
人文・科学方面の名詞、術語の70%は日本から輸入したものである。これらの言葉は西洋の言葉を日本人が
翻訳して、その後中国に入って、中国語の中に根付いたものである」と書かれている。論文の最後には、
「最後に私は言いたい。我々が使っている西洋の概念は、基本的に日本人が我々に代わって翻訳して
くれたものだ。中国と西洋の間は、永遠に日本が横たわっているのだ」とも書いてあった。
『人民中国』【放談ざっくばらん】
漢字が表す二つの世界
文 中国社会科学院文学院 李兆忠
URLリンク(www.peoplechina.com.cn)
漢字文化圏に属する多くの国家や民族を見回して見ると、漢字をこのように創造的に「すり替え」、もう一つの
漢字王国を樹立し、かつまた中国語へ「恩返し」しているのは、日本だけだ。
日本のすごいところは、中国の漢字に対して、受動的にそのまま受け入れるのでもなく、愚かにも高慢にそれを
拒否するのでもない、自発的にそれを手に入れ、徹底的にそれを消化した後、自分の必要に応じて大胆な改造
を行い、自分の言語にしてしまうところだ。だからこそ漢字は、日本にしっかりと根を下ろし、西洋文化の猛烈な襲来
に耐えることができたのである。
客観的に見れば、この奇跡は、かなりの程度、日本が島国であるという特殊な地理的環境によっている。
広大な太平洋が天然の要害となり、異民族の鉄騎兵の侵入を阻止したばかりでなく、文化的に異民族に同化される
運命から逃れることができた。大陸とも適当に離れているため、日本は必要に応じて、自分より先進的な中国の
文化を摂取し、ゆっくりとそれを咀嚼し、消化して改造することができた。異文化をどう受け入れるか、その主動権
は完全に自らの手中にあったのである。
これと同時に、1200百年前、日本は漢字を大規模に導入するとともに、「ひらがな」を発明した。ここで日本は
自分の文字言語を持った。「ひらがな」は完全に漢字の草書体に啓発されて造られたものではあるが、
大和民族の魂の深いところにある必要性から発したものでもある。