【書籍】 脱亜論で日本を帝国主義の迷路に誤導し原爆の洗礼招いた日本人~チョン・イルソン著「福沢諭吉」★2[06/28]at NEWS4PLUS
【書籍】 脱亜論で日本を帝国主義の迷路に誤導し原爆の洗礼招いた日本人~チョン・イルソン著「福沢諭吉」★2[06/28] - 暇つぶし2ch427:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん
12/06/30 11:20:15.09 YU29S5K7
日本は、国土はアジアにありながら、国民精神においては西洋の近代文明を
受け入れた。ところが日本の不幸として立ち現れたのは近隣諸国である。
そのひとつはシナであり、もうひとつは朝鮮である。この二国の人々も日本人と
同じく漢字文化圏に属し、同じ古典を共有しているのだが、もともと人種的に
異なっているのか、それとも教育に差があるのか、シナ・朝鮮二国と日本との
精神的隔たりはあまりにも大きい。情報がこれほど速く行き来する時代にあって、
近代文明や国際法について知りながら、それでも過去に拘り続けるシナ・
朝鮮の精神は千年前と違わない。この近代文明のパワーゲームの時代に、
教育といえば儒教を言い、しかもそれは表面だけの知識であって、
現実面では科学的真理を軽んじる態度ばかりか、道徳的な退廃をももたらしており、
たとえば国際的な紛争の場面でも「悪いのはお前の方だ」と開き直って恥じる
こともない。

 私の見るところ、このままではシナ・朝鮮が独立を維持することは不可能である。
もしこの二国に改革の志士が現れて明治維新のような政治改革を達成しつつ
上からの近代化を推し進めることが出来れば話は別だが、そうでなければ亡国
と国土の分割・分断が待っていることに一点の疑いもない。なぜなら
インフルエンザのような近代文明の波に洗われながら、それを避けようと
一室に閉じこもって空気の流れを絶っていれば、結局は窒息してしまう他は
ないからである。

『春秋左氏伝』の「輔車唇歯」とは隣国同志が助け合うことを言うが、
現在のシナ・朝鮮は日本にとって何の助けにもならないばかりか、この三国が
地理的に近い故に欧米人から同一視されかねない危険性をも持っている。
すなわちシナ・朝鮮が独裁体制であれば日本もそうかと疑われ、向こうが儒教
の国であればこちらも陰陽五行の国かと疑われ、国際法や国際的マナーなど
踏みにじって恥じぬ国であればそれを咎める日本も同じ穴の狢かと邪推され、
朝鮮で政治犯への弾圧が行われていれば日本もまたそのような国かと疑われ、
等々、例を挙げていけばきりがない。これを例えれば、一つの村の村人全員が
無法で残忍でトチ狂っておれば、たとえ一人がまともでそれを咎めていたとしても、
村の外からはどっちもどっちに見えると言うことだ。実際、アジア外交を評する
場面ではこのような見方も散見され、日本にとって一大不幸だと言わざるを得ない。


 もはや、この二国が国際的な常識を身につけることを期待してはならない。
「東アジア共同体」の一員としてその繁栄に与ってくれるなどという幻想は捨てる
べきである。日本は、むしろ大陸や半島との関係を絶ち、先進国と共に進まなけれ
ばならない。ただ隣国だからという理由だけで特別な感情を持って接してはならな
いのだ。この二国に対しても、国際的な常識に従い、国際法に則って接すればよい。
悪友の悪事を見逃す者は、共に悪名を逃れ得ない。私は気持ちにおいては「東アジア」
の悪友と絶交するものである。(明治18年3月16日)




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