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LGグループ、燃料電池事業に進出
LG、LG電子、LG化学の3社は28日、英ロールスロイスから燃料電池研究会社
「ロールスロイス・フュエルセル・システムズ」の株式51%を4500万ドル(約35億7000万円)で取得したと発表した。
これにより、LGグループは燃料電池事業に参入することになる。
ロールスロイス・フュエルセル・システムズは、2005年に米オハイオ州カントンに設立された
燃料電池技術会社で、今回の株式譲渡により、社名を「LGフュエルシステムズ」に変更する。
燃料電池は水素を空気中の酸素と反応させ発電する装置だ。
二酸化炭素など有害物質の排出が少なく、騒音もほとんど出ないため、
環境にやさしいエネルギー源として注目されている。
韓国ではポスコパワー、サムスンSDIが燃料電池分野に参入している。
LGはまず、2015-16年までに1メガワット級の発電用燃料電池を商用化する計画だ。
1メガワットは一般家庭500-1000世帯に同時に電力を供給できる規模だ。
業界関係者は「発電用燃料電池は、昨年の福島原発での事故以降、関心を集めている分野だ。
世界市場規模は15年に約2兆ウォン(約1370億円)となり、年間35%のペースで成長が見込まれる」と述べた。
ロールスロイスは引き続き49%の株式を保有し、2位株主としてLGと燃料電池事業を進める。
ロールスロイスは1970年代に英国政府が国有化した後、自動車部門を民間に売却し、30年間にわたり、
エンジンやエネルギー分野の事業に集中している。
LG関係者は「ロールスロイスは大型燃料電池分野で世界最高レベルの技術を保有している。
LG化学、LG電子が太陽電池とエネルギー貯蔵システム(ESS)分野で蓄積した設計技術を生かし、
相乗効果を上げられる」と述べた。
LGグループは、LGフュエルシステムズの最高経営責任者(CEO)として、鄭仁宰(チョン・インジェ)
LG電子副社長を内定した。
鄭副社長はLGフィリップスLCD(現LGディスプレー)の研究所長、最高技術責任者(CTO)を務めた
ディスプレー分野の専門家で、昨年からLG電子で新エネルギータスクチームを率いている。
チョ・ジェヒ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
ソース
Chosun Online | 朝鮮日報
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