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∞インサイダー容疑:日興証券前執行役員ら逮捕 横浜地検
SMBC日興証券(旧日興コーディアル証券)が担当した株式の公開買い付け(TOB)を巡りインサイ
ダー取引をしたとして、横浜地検特別刑事部は25日、同証券の前執行役員、吉岡宏芳容疑者(50)
=東京都品川区=や韓国籍の金融・不動産会社社長、加藤次成(つぎなり)(本名・金次成)容疑者
(66)=横浜市中区=ら計4人を金融商品取引法違反容疑で逮捕した。インサイダー取引で大手証券
会社の執行部が刑事責任を問われるのは初めて。
特別刑事部は証券取引等監視委員会と合同で吉岡容疑者の自宅など数カ所を家宅捜索した。捜査
関係者によると、これまでの任意聴取で2人は容疑を否認しているという。
ほかに逮捕されたのは、加藤容疑者の長男で会社社長、加藤大升(たいしょう)(本名・金大升)容疑
者(38)=同市西区=と、加藤父子の知人の無職、文元(ふみもと)正雄容疑者(60)=同市中区。
逮捕容疑は日興コーディアルが担当した物流会社「日立物流」(東京都江東区)による同「バンテック」
(川崎市)株のTOBを巡り、吉岡容疑者の情報に基づいて共謀し、TOB公表前の11年2月22、23日
に文元容疑者名義でバ社株20株を240万1000円で買い付けたとしている。
吉岡容疑者は当時、TOBを担当する投資銀行本部の副本部長を務める執行役員で、日立物流のT
OB実施情報を入手。公表前に知人の加藤父子に伝え、父子が文元容疑者名義の口座を借りてバ社
株を買い付け、公表後に株価が高騰してから売り抜けて200万~300万円の利益を得たとみられる。
特別刑事部は、吉岡容疑者が不正に株が売買されると認識しながら情報を提供したとみて、共謀に
問えると判断。吉岡容疑者の情報に基づき複数の銘柄でインサイダー取引した疑いがあるとして全容
解明を進める方針。
吉岡容疑者は09年10月、親会社の三井住友銀行(SMBC)から同証券に出向し今年3月19日付
で人事部付。出向の解除後、5月にSMBCを懲戒解雇された。【山下俊輔、川名壮志、山田麻未】
ソース:毎日jp 2012年06月25日 17時43分(最終更新 06月25日 22時56分)
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画像:前執行役員の逮捕を受け、会見で謝罪するSMBC日興証券の渡辺英二社長(左)=2012年6月25日、浜中慎哉撮影
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