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「お母さん、早く!」。
小学5年生のイ・ドヒョン君は玄関のドアが開くとすぐに腹を押さえてトイレに駆け込んだ。
入学からこれまで学校のトイレで“大きい方”をしたのは数えられるほどだ。
母親のパク・ギョンアさんはこうした息子の姿を見るたびいらいらする。
「学校のトイレはとても汚いです。家では温水洗浄便座を使うのに…」。
パクさんは「子どもが学校トイレへの恐怖のため便秘になるほどストレスが激しい」と話した。
不潔なトイレはドヒョン君の学校だけの話でない。
学校のトイレが「きれいだ」と考える小学生は13.8%で10人当たり1人程度だった。
本紙がトイレ文化市民連帯と今月初めにソウル市内の小学4~6年生1244人を対象に質問調査した結果だ。
回答者の64.7%は「学校で最も不便な施設」にトイレを挙げた。
机といす(14.2%)、教室・廊下(6.7%)、運動場・体育館(5.1%)が不便だという回答がその後に続いた。
児童らはトイレに対し、「臭いが激しい」(38.2%)、「床と便器が汚い」(31.1%)、
「石けん・紙がない」(12.7%)、「とても暗い」(9.0%)と訴えた。
韓国の教育熱はオバマ米大統領が絶賛するほど世界最高水準だ。
経済力の面でも世界で7番目に「20-50クラブ」(1人当たり国民所得2万ドル、人口5000万人)に入った。
だが、こうした成長の基盤となる人材を育てる学校の施設は「成長の時計」が止まっている。
取材チームが見た学校は特にトイレが劣悪だった。
換気扇が故障して悪臭が漂っており、水が出なかったり、紙がない所が大半だった。児童たちの望みは素朴だった。
「悪臭が激しいから芳香剤を設置してほしい」(33%)、「温風乾燥器を置いてほしい」(21.4%)、
「紙を備えつけてほしい」(17.4%)などだ。「石けんを備えつけてほしい」(12.9%)、
「音楽をかけてほしい」(10.9%)という児童もいた。学校の外のトイレでは簡単に見つけられるものなどだ。
トイレ連帯のピョ・ヘリョン代表は、
「2002年のワールドカップ後に公衆トイレは大きく改善されたが学校は20年前の水準にとどまっている」と評価した。
小中高校のトイレ保守・管理予算を含めた教育環境改善費は予算基準で
2008年の2兆2900億ウォンから昨年は8600億ウォンに急減した。
教育科学技術部関係者は
「2008年には歳入が良く環境改善投資が多かったが、
その後人件費と福祉予算などが増え施設改善部門は相対的に配分が減った」と話した。
ソース 中央日報 2012年06月20日11時14分
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