12/06/16 15:10:37.25
>>1の続き
-自伝的漫画を描くことになった背景は?
同漫画出版前は、主にフィクションとファンタジーなどを描いていた。しかし、わたしにとって最も切
実な経験であり、わたしが最もよく知るわたしの人生を描きたかったのだ。捨てられて子どもが養
子縁組され、新しい場所で両親と出会って生きる経験は、独特のものではないだろうか。ベルギー
やフランスなど、現地の人々も養子の子どもとしてのわたしの人生に関心が高いようだ。
-韓国と韓国人についての思いは?
幼いときは、なぜ韓国がそれほどたくさんの子どもを捨てて、海外へ養子に出すのか理解できなく
て、羞恥心さえ感じた。個人的に苦しみも多かった。幸いにもわたしは思春期に絵を学んで、素質
があった。大人になって日帝統治と6.25、貧困など、韓国の歴史や状況が(子どもを)手放すしか
なかったのだと、理解しようと努めた。養子縁組された子どもも大変さを経験したが、捨てた両親も
罪悪感を感じたはずだから…。同情心ができ、養父母もとても大変だったことを理解することにな
ったからこそ、映画でも表現しようと思った。
-実の両親を探そうと思ったか
探そうと思ったことはなく、今後もないだろう。母親が必ず生物学的な母親でなければならないと
いうことはない。愛を注いだ方が母親であり、親だと考えている。そのような両親と兄弟の中で、自
我を形成し、今を生きていくことが意味のあることだ。もちろん養母などとも不仲や問題があった。
しかし、和解して「初めての子どもが亡くなった後、養子縁組した子どもが初めての子どもだと思っ
て育てた」という養父母の心も理解することになった。実の両親や兄弟がわたしの存在を知って、
探しているとしたら、会う考えはある。しかし、わたしの歳と両親の歳を考えると、すでにわたしの
話が知られてからかなり経つが、いまだに私を探しているということは聞いたことがない。
-現在の家族は?
韓国系の養子縁組された子どもである妻と結婚し、娘が1人いる。現在はフランス・ボルドーに居
住して活動している。
以上