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∞石原都知事、都の尖閣購入計画をめぐり国会議員を相手に激怒
東京都の尖閣諸島購入計画をめぐり、東京都の石原知事が国会の決算行政監視委に参考人として
出席した。石原都知事は、尖閣諸島購入計画について思いの丈を語った。
久しぶりに国会の場に現れた東京都の石原知事。
中国側の挑発が絶えない日本の領土・尖閣諸島を、東京都が購入すると発言して2カ月足らず。
知事は、すでに購入の意思を示している魚釣島など3つの島に加え、先日、新たに久場島も購入する
計画を明らかにした。
また購入のための寄付金は、11日現在、11億円を突破した。
この問題への関心が高まる中、石原知事は、国会の参考人として招致された。
石原知事は、国会議員を前に「(中国側は)『尖閣は核心的な中国の利益である。日本の実効支配を
とにかく破壊するため、もっと果敢な行動に出る』(と言った)。これはね、いよいよお前の家に強盗に
入るぞと宣言したんだよ。この戸締まりをしない国というのは、わたしは間が抜けていると思いますなあ」
と言い放った。
その怒りは、徐々にヒートアップし、「いったい誰が『この島』を守るんですか。政府にやってもらいたい
よ。『東京がやるのは筋違いだ』と言う。筋違いだよ! 筋違いだけど、やらざるを得ないじゃないですか!」
と語った。
そして、国会議員の調査のために国が船を出さなかったと指摘して、石原知事は「皆さん、有志がいた
ら行ってください。東京の船を提供しますから、行ってくださいよ! 国会議員は(尖閣に)行ってくださいよ!」
と述べた。
知事の怒りがピークに達したのは、尖閣問題で政府が見せる、中国への過剰ともとれる配慮だった。
石原知事は「あの『不法』な衝突を相手は行った。(釈放の際)石垣の空港を夜中の3時に開けさせて、
空港の使用料を一文も払わないで(船長を)英雄扱い。こんなバカな目にさらされる国、どこにあるん
ですか! あなた方の責任だよ!」と批判した。
そして、東京都の尖閣購入計画について、先日、丹羽駐中国大使が「実行されれば日中関係に重大
な危機をもたらす」と発言をした問題についても語った。
石原知事は「(最近は)相手の言うことを聞くようになって...」と語り、自民党の木村太郎議員から「(丹羽
大使の発言についての感想は」と尋ねられると、「官房長官が『これは必ずしも政府の意向ではない』と。
政府の意向と違う大事な発言をする大使を更迭すべきだ」と述べ、丹羽大使を更迭すべきと主張した。
午後5時すぎ、「石原節」全開の意見陳述を終えた石原知事は、「国会議員の何も知らずにいた連中が、
やっぱり尖閣の問題でね、いかにこの国が隙間だらけかということが、よくわかったのでは」と語った。
ソース:FNN 06/11 18:48
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