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出前用チラシを別々に作成、違う店に見せ掛ける
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Aさん(29)はソウル市冠岳区大学洞で2年間一人暮らしをしながら、公務員試験の勉強に励んでいる。普段は
B軽食屋から出前を取るのだが、4月になって気分転換をしようと思い、飲食店の出前チラシを見比べ、少し高級
そうなC韓国料理店から出前を取ることにした。
ところが30分後、自宅のドアをノックしたC韓国料理店の配達員を見て驚いた。毎日のように顔を合わせている
B軽食屋の配達員だったからだ。食器や箸もB軽食屋と同じものだった。Aさんが調べたところ、B軽食屋とC韓国
料理店は名前が違うだけで、実際には同じ店だったことが分かった。Aさんは「気分を変えようと思ったのに、むしろ
嫌な気持ちになった。出前を取る客をばかにしている」と怒りをあらわにした。
出前の売り上げを伸ばすため二つ以上の店名を使って商売する飲食店が、学生街を中心に増えている。複数の
店の名前でチラシをまくという姑息(こそく)な手口で、客を引き付けようとしているわけだ。こうした行為は、許可された
商号の表記を義務付ける食品衛生法施行規則第57条に違反する違法行為で、最大で15日間の営業停止処分が
科せられる。
ソウル市の資料によると、登録された商号以外の商号を使い、摘発された飲食店は、大学が密集する西大門区が
17店舗、考試院(受験生向けの貸し部屋)の多い冠岳区が15店舗に上った。会社員が多い瑞草区、永登浦区、
恩平区でも、それぞれ15店舗が摘発された。取り締まりが難しいことを考えると、実際の数はさらに多いと推定される。
冠岳区庁(区役所)衛生課の関係者は「一人暮らしの学生や残業の多い会社員たちは、大半が出前用のチラシを
見て注文するため、店側がこうした姑息な手口を使うケースが多い」と話した。
一方、料理の種類が全く違うにもかかわらず、同じ店というケースもある。ソウル大学の大学院に通うイ・ジェソンさん(27)
は「昨年夏の大学キャンプで、友人たちと冷麺専門店から冷麺の出前を取ったところ、中華料理屋の箸が混ざって
いたのでおかしいと思った。中華料理屋が冷麺専門店と偽ってチラシをまいていたようだ」と話した。
イ・ジュンウ記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版: 2012/06/10 02:06
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