12/06/08 17:26:44.56
(絵】
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▲ 韓国社会で増える国際結婚カップル。
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年頃の子どもを持つ周囲の知人の中には、「もし自分の子が外国人と結婚すると言い出したら
どうしよう」と考えたことがある人が少なくない。 子どもが外国にいる場合は特にそうだ。 仮定
ではなく具体的な兆し(?)が見えて熟考中という人もいる。
数日前、大学生の息子が「インターネットチャットで親しくなった外国人女性の友達がもうすぐ
韓国に遊びに来る」と知らせてきた。 軍隊まで行ってきた大学生なら一人前の大人だ。 あくま
でもお前が考えてすることだ、外国人だからどうだというのだ、知らせてくれただけでも有難い
として済ませてこそ、最近の言葉でいうクールな父親だが、内心ではどの国のどこに住む誰
なのか、何の勉強をしていて、親はどういう人なのかなど、気掛かり混じりの心配でむずむず
する。 まだまだクールな父親にはほど遠いようだ。
MBC(文化放送)テレビが28日に放送した「衝撃実態報告、外国人との異性交際」という時事
番組のため、国内の外国人、国際結婚カップルが憤怒している。 「国内に居住する外国人の
資質問題が社会的問題になっています」「増える外国人とこうした外国人との出会いで生じる
不便な真実」など刺激的なコメントと背景音楽が含まれたプログラムだ。 「何ともなく行われる
身体接触」「どこかへ向かう2人」などの字幕が浮かぶ。 外国人に会って妊娠すると連絡が
途絶え、賃貸アパートの保証金300万ウォンを貸して踏み倒され、さらにはエイズ陽性反応を
得たという内容もある。
「衝撃実態報告」というタイトルが付いているが、私としては報道の基本要件をきちんと守らない
プログラム自体がより大きな衝撃だった。 4分40秒ほど進行された放送は‘不便’だけで、
客観的な‘真実’とはかけ離れていた。 「外国人嫌悪証と性差別はやめて」というスローガン
でフェイスブックに結成された抗議グループには、昨日午後現在8473人が加入している。
3日には放送局の前でデモが行われ、17日にはソウル汝矣島(ヨイド)公園で放送への抗議
の意味を込めて「国際カップル・友人遠足」会が開かれるという。 フランスのインターネット
メディアにも関連記事が掲載された。
インターネットには放送番組をかばうコメントも少なくない。 外国人、特に白人男性なら誰にでも
ついていく‘一部’の韓国人女性が問題だというコメントもある。 しかしどの国にも良い人、
悪い人がいる。 さらに男女関係は極めて私的な領域だ。 性的自己決定権はすべての成人の
権利だ。 妊娠やエイズ感染? 誰もが注意すべきことであり、外国人だけに該当するのでは
ない。 借金の踏み倒しも同じだ。 少し考えれば分かることだが、外国人という枠にすべての
ものを入れようとしたため、人種差別・ゼノフォビア(外国人嫌悪症)容疑を受けるのではない
だろうか。 クール、ホットに関係なく想起すべきことがある。 すべての人類の先祖はアフリカ
で生まれたという事実だ。
盧在賢(ノ・ジェヒョン)論説委員・文化専門記者
ソース:中央日報
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