12/06/07 20:38:15.83
>>1の続き
主なやりとりは以上だが、日本の読者はきっと驚くだろう。市政府が警察、検察、司法と一体となって
ネット世論の規制に乗り出していることだけでなく、ネット大手とも協力して世論の誘導を進めているのだ。
李氏は最終的に1年半の懲役刑となり、11年6月に出所した。李氏は秘密会合について、「中国政府
幹部は『寛容の態度で新メディアに臨み、その能力を高めていきなさい』と話しているが、重慶のように
表ざたにできないようなネット管理をすべきではない」と指摘する。
ただ、重慶市政府がこのような秘密会合を開くのは、政府によるネット世論の管理が完全にはできて
いないからでもある。政府側はミニブログなどに政府寄りのコメントなどを書き込む要員「五毛党」を
抱えていることを確認できたが、中国には民主化を求めてミニブログなどに書き込む「美分党」もいる。
中国当局はこれまで新聞、テレビ、雑誌を管理することで世論を誘導してきたが、ネットの台頭で
状況は一変。市民一人ひとりが情報を発信するようになり、当局による管理は難しくなったのは事実。
中国のネットの動向に注目が集まる。
(重慶=多部田俊輔)
(終わり)