12/05/30 17:23:16.47
∞サムスン創業一族の相続めぐる裁判、韓国で始まる
5月30日(ブルームバーグ):サムスン電子の李健熙会長は韓国の同族会社だった同社を世界最
大のテレビ・携帯電話メーカーに育て上げた。賛否両論のある長いキャリアの中で米アップルやソニ
ーに挑んできた李会長だが、今闘いを余儀なくされているのは兄らとの法廷闘争だ。
韓国一の富豪となった李会長(70)に対し、李家の資産の一部を求める兄や姉が訴えを起こした。今
や韓国最大の企業グループとなったサムスングループを1938年に創業した李秉喆氏は、遺言を残さ
ず87年に死去したが、このことが巨大企業の将来に影を投げ掛けている。
サムスングループは韓国の国内総生産(GDP)の約20%を生み出しているが、李会長の兄の李孟熙
氏(80)らは少なくとも8億5000万ドル(約675億円)相当の持ち分を要求している。業界内の競争が激化
するこの時期においては、こうした一族の争いが高い代償につながる恐れもある。李会長に対するこの
民事訴訟は、30日から裁判が始まる。
サムスングループをめぐる相続を描いた著書を今年出版したパク・ヒョングン氏は、「大韓民国は『サム
スン民国』だと揶揄(やゆ)されるまでにグループを育て上げた李会長だが、そのグループの持ち分が
兄や姉に取り上げられ、会社も沈むとしたら李会長はどんな気持ちになるだろうか」と述べた。
原題:Billionaire Lee Fights Back Relatives Over Samsung Shares:Tech(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ソウル Jun Yang
ソース:Bloomberg 2012/05/30 15:10 JST
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)