12/05/29 19:54:21.28
URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)
日本に留学している韓国人学生数が2011年度、7年ぶりに減少に転じた。ピークの10年度から12・7%減。
東日本大震災や円高に加え、英語圏で留学費用が安いオセアニアや東南アジアの人気が背景にある。英語力を
武器にグローバル社会を生きる韓国の若者にとり、日本の魅力が相対的に低下し始めている。
日本学生支援機構(東京)と文部科学省によると、サッカーワールドカップ(W杯)が共同開催された02年から、
韓国人留学生数は増加傾向に。10年度には過去最大の2万202人に達し、中国人留学生の8万6173人に
次いで多かった。
それが11年度は1万7640人に減少。中国地方5県でも韓国人留学生は計506人で、10年度の607人から
16・6%減った。
韓国の文科省にあたる教育科学技術部の調べでは、11年度に海外留学した韓国人大学生は28万9288人で、
10年度から14・8%増。上位5カ国は、米国▽中国▽オーストラリア▽フィリピン▽日本。10年度の日本は米国、
中国に続く3位だったが、11年度は英語が学びやすい2カ国に抜かれた。
広島大大学院の崔龍範(チェヨンボン)助教(機械物理工学)は「韓国の企業が求めるのは英語と中国語。英語を
磨くだけなら、生活費の安いオセアニアや東南アジアを選ぶ」と指摘。一方で「日本のものづくりを学びたい工学系の
学生も多いので、技術力をアピールすべきだ」とする。
広島市と姉妹都市提携を結ぶ大邱市・啓明大の呂博東(ヨバクトン)教授(日本学科)は「日本語がうまくない
学生も受け入れ、優秀な人材に育て世界に送り出すぐらいの姿勢がほしい。それが日本の魅力向上につながる」と
話している。
中国新聞: '12/5/29
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