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>>425の続き
当初、朝鮮愚連隊と血で血を洗い合っていたヤクザ組織だが、朝鮮動乱後は、彼らを取り込む形で組織を拡大していく。戦後ヤ
クザ史における大転換である。当時、町井も柳川も山口組傘下にいた。現在、日本の全ヤクザの構成員の約三割を在日韓国
・朝鮮人が占めるという。
山口組＝田岡と町井との盃を取り持ったのが、ヤクザ世界に太いパイプをもつ右翼の大物・児玉誉士夫である。暴対法以後、
政治結社を表看板にする任侠組織は増加したが、その代表者の少なからぬ者に在日がいる。このように、朝鮮人＝ヤクザ＝右
翼という一見奇妙なラインがこの国には存在するが、その大本を探っていけば、これもまた戦後の焼け跡時代にたどり着く。
昭和二十年十月、内地に残った朝鮮人たちは在日本朝鮮人連盟（朝連）を組織する。表向きは朝鮮人の帰国の窓口業務を行
う互助組織だったが、共産党幹部であった金天海が実権を握ると一挙に左傾化する。朝連は日本共産党の別働隊、極左暴力
組織として、労働争議の介入から、交番焼き討ちなどのテロ行動、多くの騒乱事件に関わるようになっていった。
その極めつけともいえるのが二十三年四月の阪神教育事件である。極左教育を進める朝鮮学校に危倶を抱いたGHQが、文
部省を通して教育内容の是正を求めたところ、これを民族弾圧だとして朝鮮人約一万人が蜂起、大阪府庁、兵庫県庁になだれ
込み、破壊行動や市長の吊し上げを行った。この騒乱で大阪では死者も一名出ている。一方、左傾化する朝連から脱退した一
派は翌十一月、在日朝鮮建国促進同盟（建青）を組織。朝連と建青は以後、泥沼の殺し合いを演じるのである。
反共団体の性格が色濃かった建青は自然と、日本の右翼・民族派とも近い存在だった。特に戦前の右翼には石原莞爾のよう
な大アジア主義者もいて、その思想に共感する朝鮮人も少なくなく、先の町井久之もその一人である。町井は朴正煕とも繋がる
人物で、日韓基本条約締結の影の功労者ともいわれ、韓国政府から勲章も贈られている。
つまり、朝連と建青の抗争は日共と民族派の代理戦争の側面もあり、日本と韓国が反共の旗印のもと急接近する接着剤の役
目を果たしたのが韓国人ヤクザと日本の右翼勢力なのであった。
「三国人」という言葉の意味
話を戻す。朝連の暴挙はさすがのGHQをして寒からしめた。彼らが日本人ばかりでなく、在留のアメリカ人さえ襲い始め
たからだ。また昭和二十三年の東宝大争議（占領軍の戦車による恫喝でようやく解散。争議は実質、日共が仕切り、朝
連の介入があった）を経験し、このままでは日本の赤化は避けられないと思ったGHQは二十四年、朝連に解散命令を出
すのである。朝連の残党はのちに在日本朝鮮人総聯合会（総聯）を新たに組織し、対する建青は在日本大韓国民団（民
団）に再編成された。現在、前者が北朝鮮の、後者が韓国の出先機関であることは説明の必要はないだろう。
在日の歴史はまさに暴力とともにあったのである。
今でこそ差別用語に挙げる人もいる「第三国人」という言葉だが、もとを正せばこれはGHQが彼らを便宜上分類した用語
に過ぎない。戦勝国でも敗戦国でもない宙ぶらりんの存在ということだ。そして平成の世、「日本人でもない」さりとて「外
国人」でもないという宙ぶらりんの存在のまま彼らは地方参政権を求めているのだ。私は暴力が支配する、そんな日本を
子孫に残したくない、ただそれだけを念じている。（激論ムック・外国人参政権の真実P172-P175）
日本を守りましょう。