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来月にも人口5000万人
韓国は来月、国民1人当たりの所得が2万ドル、人口が5000万人以上に達する「20・50クラブ」の仲間入りを
果たす。現在までに世界でこの条件を満たしているのは6カ国だけだ。
韓国統計庁はこのほど、1年に3カ月以上韓国に居住しているという条件で、人口(外国人就労者を含む)を
集計した。それによると、昨年末現在の韓国の人口は4977万人で、1分ごとに0.43人のペースで増えており、
今年6月23日には5000万人を超えると推定される。
本紙とLG経済研究院が共同で世界各国の人口や所得動向を調査した結果、韓国が「20・50クラブ」入りを
果たせば、1996年の英国以来となる。このほか、1人当たり所得2万ドル・人口5000万人を達成している国
(達成年)は、日本(87年)、米国(88年)、フランス・イタリア(90年)、ドイツ(91年)となっている。
1人当たり所得2万ドル・人口5000万人は、韓国が確実に先進国の仲間入りを果たしたシグナルとして大きな
意味を持つ。所得2万ドル、人口5000万人を達成した国は、その後も大半がこの水準を維持しており、むしろ
所得と人口は増加傾向にある。ただしドイツは90年代初め、東西ドイツ統一の影響で一時的に所得が2万ドル
以下に落ち込んだが、その後回復した。
尹暢賢(ユン・チャンヒョン)金融研究院長は「第2次大戦以降の独立国で20・50クラブに加わるのは韓国が
唯一だ。ノーベル経済学賞を受賞したロバート・ルーカス氏(シカゴ大教授)は韓国の成長を『奇跡』と呼んだが、
その奇跡が現実の出来事として定着したことになる」と述べた。
韓国の人口は、1960年の2500万人から52年後には2倍に増えた。国民1人当たり所得2万ドルは、先進各国
とは年代的に差があるため、実質的な意味合いは異なってくる。しかし、購買力平価で見た国民所得は、韓国は
2010年に2万9997ドルに達し、同年のイタリア(2万9480ドル)を上回り、日本(3万3885ドル)、フランス(3万3910ドル)
に迫る水準まで上昇している。
国家未来研究院のキム・グァンドゥ院長は「2000年代以降、多様性を追及した成果だ。小さな国は多様性を
追及しても受け皿がないが、規模の大きい国であれば、市場形成が可能だ」と述べた。
■20・50クラブ
国民1人当たり所得2万ドル、人口5000万人以上という条件を同時に満たす国を指す。国際社会では、所得
2万ドルは先進国の条件、人口5000万人は大国、小国を区別する基準となっている。
キム・テグン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版: 2012/05/28 10:57
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