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未来貯蓄銀会長が横領した金の一部などを管理していたとの疑惑も
一連の不正疑惑をめぐって捜査を受けていた未来貯蓄銀行の女性常務（50）が25日、ソウル市江南区の
モーテルの客室で首をつって死んでいるのが発見された。常務は「未来貯蓄銀行のキム・チャンギョン会長（56）
＝起訴済み＝が横領した金のうち、数十億ウォン（10億ウォン＝約6700万円）を常務が持っている」という行員の
証言を受け、この日午後にソウル中央地検で事情聴取を受ける予定だった。昨年5月、釜山貯蓄銀行の不正
融資事件の捜査が行われた際、金融監督院の幹部が自殺して以降、貯蓄銀行の不正融資事件に関与した
人物が自殺したのはこれで6人目となる。
ソウル水西警察署は、監視カメラの映像や客室に残されていた遺書を根拠とし、常務が自殺したものと推定
している。常務は「私のせいで家族に迷惑をかけてすまない。何人もの人たちから、銀行の金を横領したと疑われ、
悔しい」という内容の遺書を残していた。常務の遺体を最初に発見したのは、モーテルの従業員だった。
検察は、常務が今月5日から24日まで、参考人として検察に6回出頭し、事情聴取を受けていた、と発表した。
常務はキム会長が所有する済州道の「ユニコーン・カジノ」を管理していたという疑惑や、弟（47）の名義で不正な
融資を受けていたという疑惑が浮上していた。
キム会長が中国に密航しようとして逮捕され、検察の取り調べを受けていた今月5日には、キム会長から渡された
という現金10億ウォンを持って出頭した。また自殺前日の24日には、キム会長がカジノを売却して得た金のうち20億
ウォン（約1億3400万円）を隠したのではないかとして、事情聴取を受けた。常務は検察の調べに対し「昨年に有償
増資を行った際、投資した人たちに返した」と供述したという。検察が「返したという証拠を提出するように」と求めた
のに対し、常務は「あす午後までに提出する」と言って検察庁を後にしたが、その後連絡が途絶えていたという。
済州＝ オ・ジェヨン記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版: 2012/05/26 09:59
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