12/05/21 22:55:47.16
営業停止処分を免れるためのロビー工作の一環か
貸金業者から250億ウォン借金、密航は取り立て逃れる目的も
貯蓄銀行不正融資合同捜査団（崔運植〈チェ・ウンシク〉団長）は、未来貯蓄銀行のキム・チャンギョン会長（56）＝
逮捕済み＝から「営業停止処分を阻止するため、ソロモン貯蓄銀行の林錫（イム・ソク）会長（50）＝逮捕済み＝に対し、
高価な美術品や1キロの金塊6個（時価3億6000万ウォン〈現在のレートで約2400万円、以下同じ〉相当）を渡した」という
供述を得て、捜査を行っていることが、20日までに分かった。
検察によると、キム会長は昨年9月、貯蓄銀行に対する2回目の構造調整が行われる直前、林会長に美術品や金塊を
渡した、と供述したという。なお、検察はこれに先立ち、キム会長が林会長に対し、営業停止処分を阻止するためのロビー
工作の資金として、10億ウォン（約6800万円）程度の現金を渡したとの供述も得ている。
検察はこれを受け、林会長が実際にこれらの現金や金塊、美術品などを政治家や金融当局の関係者に渡したか否かに
ついて捜査を行っている。
一方、今月6日に営業停止処分を受ける前、京畿道華城市の宮坪港から中国に密航を図ろうとして逮捕されたキム
会長は、個人的な借金を返済できず、ソウル・明洞の貸金業者から脅迫を受けていたことが分かった。
未来貯蓄銀行内部の関係者たちによると、キム会長は昨年9月、営業停止処分を免れるため、明洞の貸金業者から
250億ウォン（約17億円）程度の金を借りたという。キム会長はこの金を、同貯蓄銀行の経営基盤強化のために充て、
忠清南道牙山市の「美しいゴルフクラブ」を売却する計画などを記載した文書を金融当局に提出し、営業停止処分を
免れた。
ところが、キム会長は借りた金を返済できなくなり、貸金業者から「命を助けてほしかったら金を返せ」などといった脅迫的な
メールを携帯電話に送られ、おびえていたという。未来貯蓄銀行の関係者たちは、キム会長が密航を図ったことについて、
不正融資が発覚し投獄されるのを避ける目的のほか、貸金業者から逃れるという目的もあったのではないか、と話している。
アン・ジュンヨン記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版: 2012/05/21 13:01
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