12/05/20 09:38:59.11
工場の一時停止や売り場撤退も…日本に部品を依存する高コスト構造
仏ルノーへのロイヤルティー支払い負担も大
昨年10月に赴任した新社長「国産化率を高めてコストを下げる」
ルノーサムスンが販売不振に陥っている。短期間内に苦境を脱出できる気配は見られないとの見方が強い。
在庫が増えたために、4月に入って工場の稼動を平日だけで3日間停止すると発表した。
こうしたニュースが消費者の耳に入ったことで、さらなる販売不振につながるという悪循環をもたらしている。
ルノーサムスンは今年3月に韓国国内で4788台、輸出で8143台の計1万2931台を販売した。これは、昨年3月に比べてそれぞれ42%減、43%減の数値だ。
車が売れないため、ソウル市江南区にある大型ショールームも相次いで閉店に追い込まれている。
ルノーサムスンのナ・ギソン専務は「一時的な販売不振を乗り越えるために、会社レベルで総力を傾けている。
成果が出るまで、もうしばらく見守っていただきたい」とコメントした。
■消費者の要求に応えられる製品がない
ルノーサムスンの車が売れない理由としては、まず製品競争力の弱体化が挙げられる。サムスン自動車時代の1998年に発売した初代「SM5」は、
競合モデルだった現代自「ソナタ3」に比べて圧倒的優位を見せたが、今はむしろ逆転されてしまった。昨年8月に発売された新型「SM7」は、
ゆったりとした後部座席や静かな内部空間などで高い評価を受けたものの、現代自の物量攻勢や輸入車のプレミアムマーケティングには
対抗できなかったというわけだ。競合モデルの「グレンジャー」に比べて最高出力や燃費はそれぞれ10-15%低い。
デザイン面での完成度も、韓国の消費者を満足させるにはやや不十分といった意見も多い。
「SM7」の今年の月間販売目標は600-700台にとどまっている。発売から1年が過ぎた現代自「グレンジャー」が
依然として月8000台ペースで売れているのと比べると、実に低い水準だ。「SM7」は、親会社であるルノーの車をベースに設計され、
これにルノーサムスンが手を加えて開発されている。従って韓国で月3000台を売らなければ、
開発コストおよび追加の開発資金の回収が不可能なのだ。
記事入力 : 2012/05/20 07:08
URLリンク(www.chosunonline.com)
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