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アジア株:下落、MSCI指数が今年の上昇分を帳消し
5月18日(ブルームバーグ):18日のアジア株式相場は下落。指標のMSCIアジア太平洋指数が
今年の上昇分を帳消しにしている。米経済指標が予想を下回ったことに加えて、欧州債務危機が
深刻化する中で格付け会社がスペインの銀行やギリシャの格付けを引き下げたことが響いた。
売上高の4割を欧州と米州市場で稼ぐ韓国のサムスン電子はソウル市場で4.7%下落。日本の機械
関連株も安い。業界の指標である米キャタピラーの売上高の伸びが鈍化したことが響いた。
香港市場に上場する中国企業で構成するハンセン中国企業株(H株)指数は、2月29日の年初来
高値からの下落率が一時20%に達した。中国の4月の新築住宅価格は、調査対象の70都市のうち
46都市が前年同月比で値下がりし、その数は過去最多を記録した。
トヨタアセットマネジメントの浜崎優チーフストラテジストは、ギリシャ情勢の不透明感を指摘し、最悪の
シナリオが何かということさえ分からないため、できることといえばリスク回避だけだと語った。
MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時53分現在、前日比2.8%安の112.25と、昨年11月
以来の大幅安。騰落銘柄比率は上昇1に対して下落が約16。このまま推移すると週間下落率は
5.4%と、昨年9月以来の大きさとなる。
日経平均株価は前日比265円28銭安の8611円31銭で引けた。
Bloomberg: 2012/05/18 16:47
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