12/05/15 20:35:53.88
新たな火だねとなるのでしょうか。中国・北京を訪問している経団連の米倉会長ですが、
予定されていた楊潔チ外相との会談が突如キャンセルになりました。東京で、ウイグル人の
国際会議が開かれていることに対する中国側の抗議とみられています。
14日に中国の王岐山副首相と会談した経団連の米倉会長。15日夕方には、楊潔チ
外相との会談が予定されていましたが、14日の深夜、中国側から突然、取りやめを通告
されました。
14日に予定されていた野田総理と胡錦濤国家主席との会談も前日に突然、キャンセル
されています。一体、何があったのでしょうか。
東京では、14日から亡命ウイグル人の組織「世界ウイグル会議」の大会が開かれていて、
ラビア・カーディル主席は中国の人権侵害を厳しく批判しています。そのカーディル主席に、
日本政府はビザを発給しました。
「日本はアジアで非常に民主的な国だと考えられています。必ずや私たちを支持するだろうと
会議を日本で開きました」(ラビア・カーディル主席)
「世界ウイグル会議」の大会が開かれることに中国政府は再三、不快感を示し、「強烈な
不満」との表現で日本政府を批判しています。日本の総理大臣や財界トップとの会談を突然
キャンセルした中国側、異例の対応は、「世界ウイグル会議」を巡る中国政府の抗議とみられ
ます。
15日夕方に行われた中国外務省の定例会見でも、米倉会長と楊潔チ外相との会談取り
やめの理由について質問が飛びましたが・・・。
「我々は関連する情報を把握する必要がある」(中国外務省・洪磊報道官)
こう述べるにとどまりました。ウイグル問題が、日中関係の新たな火ダネとなる可能性が出て
きています。
MBS NEWS: 2012年5月15日17:22
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