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中国国営中央テレビによると、国有石油大手、中国海洋石油は９日、
香港から南東３２０キロ先の南シナ海で水深３千メートルまで掘削できる
装置を使って石油や天然ガスの探査を始めた。
南シナ海の石油や天然ガス資源の７０％が水深３００メートル以上の
深海地帯に分布しているとみられており、同社は資源獲得のため、深海で
探査する技術を独自に開発。今回はその技術で初めて掘削を行った。
中央テレビは探査開始を実況中継。新華社電は石油産業の「重要な
ステップ」としており、中国が重視していることをうかがわせた。
南シナ海の石油埋蔵量は２３０億～３００億トン、天然ガスは１６兆立方
メートルと推定され「中国の石油・天然ガス資源の３分の１を占める」と
新華社電は指摘している。（共同）
産経新聞
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