12/05/04 13:50:09.01
URLリンク(www.koreatimes.com)
韓人大学生が連邦麻薬取り締まり局(DEA)拘置所に拘禁された後、食物など提供されないまま5
日間も放置され生存のために自分の小便まで飲んで持ちこたえて発見される事件が発生した。
DEAによればUCサンディエゴ建築工学科に在学中のダニエル・チョン(23)氏は先月20日、友人
に会うためにキャンパス近隣のユニバーシティ・アパートを訪問して翌日午前9時頃、このアパー
トを急襲したDEA捜査官らに他の学生たちと一緒に連行された。
DEA側はこのアパートで麻薬取り引きが行われているという情報提供により現場を急襲してチョン
氏など9人を連行し現場でエクスタシー1万8,000錠と他の麻薬および銃器が発見されたと明らか
にした。
DEAサンディエゴ支部に連行されて約4時間の調査を受けたチョン氏は放免される予定だったが
DEA捜査官らは大きさが5×10フィートに過ぎず便器もない拘置所の監房にチョン氏を閉じ込め、
この事実を忘れて5日間も彼を放置し、この間、水と食物を全く提供されず、激しい脱水と幻覚症
状までできて小便で延命するほかなかったとチョン氏は明らかにした。
今月1日、弁護士と一緒に記者会見を持ったチョン氏は「捜査官らはすぐ解放されると言ったが誰
も私を解放せず最初の二日は外から捜査官が仕事をする声が聞こえたが、いくら大声を出してド
アを叩いたり足でけっても誰も気づかなかった」と話した。
チョン氏によれば二日が過ぎると連行された学生たちは全員他の場所に移され拘置所内部は明
かりが完全に消えて一人ぼっちで残った彼は深刻な飢餓と脱水に勝つため自分の小便を受けて
飲んで監房の中で発見された麻薬まで食べた。
「3日が過ぎるとすぐに完全におかしくなって死にそうだった」と伝えたチョン氏は自分のメガネを壊
してガラスの破片で自身の腕にお母さんに申し訳ないという文句を刻み、自殺まで試みようとして
放置5日ぶりに劇的に発見され近隣病院へ緊急に移されて一週間の入院治療を受けた。
腎臓をはじめとする内臓器官が損傷して急に悪化したチョン氏は幸い回復して現在、退院した状
態だ。チョン氏は「人間として想像できないぞっとする経験をした」として当時の難しい状況を伝え
た。連邦機関が連行者を死地に追い込んだ呆れる今回の事件は連邦議員らまで徹底した調査を
促して波紋が広がると予想される。
チョン氏の事件を担当する弁護士事務所のジュリー・ユ弁護士は「多くの人権事件を扱ってきたが、
こんな事件は初めて」としながら「DEAと連邦政府を相手に訴訟を起こすだろう」と話した。これに
ついてDEAサンディエゴ支部総責任者ウィリアム・シャーマンは2日、声明を通じて「今回の事件
について心より謝罪する」として「徹底した調査を行う」と明らかにした。
<ホ・ジュン記者>
ソース:コリアタイムズ(韓国語) 拘置所に閉じ込めた後うっかり韓人大学生5日間放置
URLリンク(www.koreatimes.com)