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◆人工島である沖ノ鳥島に大陸棚を申請する資格はない=中国
外務省はこのほど、大陸棚延長申請が初めて国連に認められたと発表した。
これには日本と中国が争う沖ノ鳥島(中国名:沖ノ鳥礁)も含まれている。
中国網日本語版(チャイナネット)は3日、「人工島に大陸棚申請の資格はなく、
国連は日本の行動を正すべきだ」と主張した。
以下は同記事より。
日本は1987年に沖ノ鳥島を拡張する工事を始め、コンクリートで囲いをつくるなどし、
沖ノ鳥島を「島」にして大陸棚として申請しようとしている。
一方、中国側は沖ノ鳥は「島」でなく「岩」であり、人が住むことも
経済生活を維持することもできず、大陸棚設定の基点にならないと主張。
中国外交部の報道官は、「国連の大陸棚限界委員会は日本の大陸棚限界問題の
処理結果を公表していない。
国際法に基づき、沖ノ鳥島を排他的経済水域(EEZ)や大陸棚に含めるべきではない」
と述べている。
日本問題の著名専門家、周永生氏は、日本は拡張に多大な努力を費やしたが
目的は達成できないと見ている。
国際法に基づくと、人工の施設をどれだけ建設しても大陸棚とEEZを延長することは
できず、自然な状態で「岩」か「島」かを判断すべきである。
日本メディアが伝えたとおり、国連の大陸棚限界委員会が沖ノ鳥島に関する
処理結果を日本に明かし、中国に知らせなかったとすれば、公正さを欠くことになり、
責任を追及する必要がある。
沖ノ鳥島からもっとも近いのは台湾で、中国の利益と密接にかかわっている。
国家利益にかかわり、沿岸国でもある中国は処理状況を知る権利がある。
そのほか、中国だけでなく、韓国も沖ノ鳥島を島にすることに反対している。
大陸棚限界委員会は、この問題の研究と認可を日本だけに伝え、
そのほかの沿岸国の要求と立場を無視してはいけない。
周永生氏は、「争いがあるなかで大陸棚限界委員会が日本の申請を認めれば、
中国のような沿岸国は従うとは限らない」と述べた。
サーチナ 2012年05月04日11時40分
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