12/05/02 12:15:47.18
世論恐怖症から事なかれ主義
【ソウル＝加藤達也】警察庁トップの庁長ら最高首脳部の引責辞任に発展した水原女性暴行殺害バラバラ事件。
韓国警察はなぜこれほどの失策をしたのか。警察当局はその原因について「検証結果を待ちたい」と口が重いが、
警察捜査を全面指揮する立場にある検察幹部は韓国警察が抱える“世論恐怖症”による事なかれ主義が問題だと
指摘する。
韓国警察は国家警察で、日本の公安委員会のような管理機構を持たない。警察庁は行政組織上、中央行政
機関である行政安全省の下に直接置かれているため、警察の失態や不祥事が直接、政権批判につながることが多い。
また人事や昇進に出身地主義が根強く作用する韓国では、首脳部は基本的に大統領の地縁学閥で登用され、
警察トップは就任後、常に政権の顔色を見ることになる。
結果的に「政権非難に跳ね返る国民の批判を恐れ、韓国ではデモから交通違反の取り締まりまで、おおよその
警察活動で政治的問題化を避けようとするあまり、事なかれ主義になる傾向が強い」（検察関係者）。
水原の事件の反省点として「被害者がいる可能性がある地域の全住宅に戸別訪問をかけて被害者を確認して
いれば、救えた可能性が高い」と指摘する警察関係者は多い。
しかし、同時に「苦情に弱い体質がある警察にとって、市民の批判を受ける可能性が高い深夜の戸別訪問は
あり得ない選択肢だったのだろう」との指摘もあり、世論恐怖症の深刻さが伺える。
msn産経ニュース: 2012.5.2 11:26
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
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