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昨年7月、ソウル市永登浦区のある洞事務所(支所に相当)に勤務していた
6級(主査級)職員のK容疑者(47)は、顔見知りのO容疑者から
「忠清北道清原郡に住むA氏の住民登録上の住所を『ソウル市城北区下月谷洞XX-XX番地』に修正したら、
5億ウォン(現在のレートで約3550万円、以下同じ)を支払う」と持ち掛けられた。
O容疑者は「手付金」の名目で、K容疑者に数千万ウォン(1000万ウォン=約71万円)を渡した。
K容疑者は同月19日、O容疑者に言われるまま、洞事務所の同僚のIDを無断で使い、
行政安全部(省に相当)の住民登録システムにアクセスした。
A氏の住民登録上の住所の欄に「ソウル市城北区下月谷洞XX-XX番地」と記入し、
転入日などの変動事由の欄には「1968年10月20日に作成」と記入した。
K容疑者が住民登録の記録を改ざんした事実は最近、
住民登録の改ざんによる不動産詐欺事件が相次いでいるとの通報を受け、検察が捜査に乗り出したことで発覚した。
K容疑者に住民登録上の住所の改ざんを依頼したO容疑者は、
下月谷洞で所有者の管理がおろそかになっている時価数十億ウォン(10億ウォン=約7100万円)の土地を見つけ、
所有者と同姓同名のA氏を引き込んで、買い取りの意思を示した人たちをだまそうとしたということが、検察の調べで分かった。
アン・ジュンヨン記者
ソース 朝鮮日報 記事入力 : 2012/05/02 09:09
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