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写真: ▲死亡したO容疑者（左）とCさんが、今月26日午後11時45分ごろ、Oさんの住むマンションに一緒に入る
様子を捉えたエレベーターの監視カメラの画像。
女性バラバラ殺人事件の捜査で不手際があったとして批判を浴びた水原中部警察署が、今度は捜索願が出た事件で
いい加減な対応をし、内縁関係にある男女が遺体となって発見されるという結果を招いた。死亡した女性は首を絞められ
窒息死したことが分かり、男性が女性の首を絞めて殺害した後、自ら命を絶ったのではないかとの見方が出ている。
今月28日午後0時40分ごろ、京畿道水原市八達区牛満洞の住宅公団3団地のマンションで、住人のO容疑者（54）と
女性（44）が死んでいるのを、O容疑者の娘（24）が発見し、警察に届け出た。O容疑者はトイレのドアの上にあるガス管に
ひもを掛けて首を吊っており、女性は居間で寝かされ、布団を掛けられた状態だった。警察は、O容疑者が女性を殺害した後、
自殺したものとみている。
死亡した女性は2日前の26日、夫（49）から捜索願が出されていた。女性の夫は蒼龍門派出所（日本の交番に相当）を
訪れ「妻が愛人に拉致されたようだ」と届け出たという。届け出があったのは26日午後8時20分ごろだった。
届け出を受け、水原中部警察署は女性の携帯電話の位置を追跡し、光教貯水池周辺にいることを確認して、午後9時40分
から1時間30分にわたり、派出所の警察官や行方不明者捜索班、消防隊員など17人を動員し、聞き込みや捜索を行ったが、
女性を発見できなかった。
その後警察は、O容疑者の電話番号を基に住所を確認し、27日午前1時40分ごろ、O容疑者が住むマンションを訪れた。
警察は「マンションの部屋がとても静かだった上、娘が部屋で寝ていたため、（内縁関係にあった）女性が一緒にいるものと判断
した。住人のO容疑者が抗議し続けたため、令状なしで強制的に家宅捜索を行うのは困難だった」と話した。
警察は27日午前、再び光教山一帯を捜索したが、手掛かりは得られなかった。そして翌日、女性とO容疑者は遺体となって
発見された。
女性の夫は「『妻が拉致されたようだ。O容疑者は昨年10月ごろにも、夜中に妻を連れ去り、翌日午前7時ごろに解放したことが
あった』と警察に届け出た」と主張した。また「O容疑者の家に妻がいるはずだと伝えたが、警察は部屋のドアを開けることもなかった。
とてもあきれる」と話した。
警察が29日に公開したO容疑者の遺書には「（女性が）一緒に死にたいと言ったため、自殺する。昨日警察が来たが、届け出を
受けて来たというのだから、当然捜査を行うべきではないか」という内容が含まれていた。警察が十分な捜査をしなかったという内容が
遺書に書かれていたというわけだ。
警察は「女性が自ら家出したものと判断し、強行係や刑事係ではなく、行方不明者捜索班に捜査を任せた」と説明した。
警察が後に確認したところ、O容疑者と女性は、警察がO容疑者宅を訪れる2時間ほど前に、一緒にマンションのエレベーターに乗
る様子が、監視カメラに映っていたことが分かった。
水原＝権祥銀（クォン・サンウン）記者
朝鮮日報／朝鮮日報日本語版: 2012/04/30 13:10
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