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71 :サンデー毎日 3/3 : 2000/10/20(金) 12:35 ID:???
▽レイプは「ちっちゃな問題」か
被害女性側の弁護士は、事件直後、関係者にこう語っている。
「彼女が告訴を取り下げない以上、『犯人』は間違いなく起訴され、刑の確定は免れない」
ところが、自信を持って被害者と接触していたはずのその弁護士が一転、
「加害者側弁護士に、やりにくい相手が出て来た」 と語ったというのだ。
その相手とは、在日韓国人の間で英雄的存在の人権派弁護士、金敬得(キム・ギヨンドク)である。
日外国人として史上初めて司法試験に合格し、指紋押捺拒否運動、従軍慰安婦問題、
参政権運動を次々と手がけ、在日韓国・朝鮮人の権益擁護で主導的な役割を果たしてきた
中心的人物である。在日大韓民国民団が主宰する委員会の代表なども兼務する。
こんな経歴の持ち主が強姦未遂の弁護を買って出たのだから、関係者は耳を疑った。
レイプを経験した女性はほとんど例外なく「レイプ・トラウマ」に襲われ、精神的に不安定になる。
裁判ともなれば、二度と思い出したくない場面を、法廷で繰り返し争わなければならない。
被害者が二重に追いこまれるケースが多いのも事実だ。
結局、被害女性は、李助教授が強姦未遂を犯したという事実を認めることを条件に示談に応じ、
本人も劇団関係者も沈黙することになった。そして、彼女は、女優の道を断念し、劇団を去っていった。
「彼女は逆に、裁判を続けられなくてゴメンネと言ってくれました」
前出の柳氏は、そう語ると自分の無力さを悔い、目には涙を浮かべていた。
李助教授側の言い分も聞こう--。
金弁護士は電話で取材を申し込むと、取り付く島もなく怒鳴りだし、一方的に電話を
切られた。
更に驚くべき対応をしたのは父親の李泰柱氏である。
「これは当事者がなに一つ言わない、終わった事件です。李助教授に法的責任はない」
と流ちょうな日本語で言い切ったのである。被害女性に対し謝罪の気持ちはないのかと
ただすと、
「むしろ僕は、この問題をもっと大きな視点でとらえたいと思いますね。今は、日本と韓国が
活発に文化交流をしようとする時期です。そもそも彼の訪日は日韓の文化交流のために
始まったのですよ。それがちょっとした事故になった。こんな個人的なちっちゃな問題で、
文化交流が被害を受けてはならない」
ここまで言うのだ。
加害者の李助教授とは大学辞職後に一度だけ、携帯電話がつながった。図太い声で、
「取材ですか」と聞き直し、
「今、会議中だから、後で掛け直します」
という言葉を最後に、二度と連絡がとれなくなった。
金大中政権発足以来、活発化する日韓の文化交流は歓迎されることだ。だが、それを
踏みにじる行為を行った李助教授と、強姦未遂を「ちっちゃな問題」と片付ける父親が
日韓の橋渡し役として失格であることは間違いない。